論文紹介

論文出版:所得と腎機能低下の関連 ―急な腎機能低下や人工透析の格差が1.7倍(博士課程 石村)

博士課程の石村らは、所得と腎機能低下に関する論文を発表しました。 全国健康保険協会の被保険者のデータ(約560万人分)を分析した結果、月収が最も低いグループ(平均月収136,451円)は最も高いグループ(平均月収825, … “論文出版:所得と腎機能低下の関連 ―急な腎機能低下や人工透析の格差が1.7倍(博士課程 石村)” の続きを読む

論文出版:仮設住宅への転居でうつリスク3.8倍、ただし転居に際してグループ活動への関わり方が変化した人はそのうつリスクが4割減(客員研究員 松岡)

千葉大学予防医学センター 松岡洋子と当研究室近藤尚己教授らの研究グループは、2016年熊本地震で被災した高齢者を対象に、震災後の転居が精神的健康に与える効果と、その効果を説明する要因について分析を行いました。 震災後の転 … “論文出版:仮設住宅への転居でうつリスク3.8倍、ただし転居に際してグループ活動への関わり方が変化した人はそのうつリスクが4割減(客員研究員 松岡)” の続きを読む

論文出版:国連が提唱する、健やかに年を重ねるための「機能的能力」の評価指標を開発・妥当性を確認(博士課程 西尾)

博士課程の西尾は、国際連合が提唱するヘルシーエイジングの概念の妥当性に関する論文を発表しました。 国際連合は、2021年〜2030年の10年間を「Decade of Healthy Ageing(ヘルシーエイジングの10 … “論文出版:国連が提唱する、健やかに年を重ねるための「機能的能力」の評価指標を開発・妥当性を確認(博士課程 西尾)” の続きを読む

論文出版:高齢者、女性、火災事故、自然災害、交通事故、加害、自傷、病院の問い合わせ回数が4回以上、コロナ禍時の軽症の救急搬送患者では、 救急隊が救急現場で30分以上の活動を要した(助教 上野恵子)

救急車が救急現場で長く活動時間を要することは、世界的にも救急医療体制上の大きな問題となっています。上野恵子助教は広島大学との共同研究で、広島県東広島市消防本部の救急搬送・救急要請データベース7年間のデータを利用し、軽症( … “論文出版:高齢者、女性、火災事故、自然災害、交通事故、加害、自傷、病院の問い合わせ回数が4回以上、コロナ禍時の軽症の救急搬送患者では、 救急隊が救急現場で30分以上の活動を要した(助教 上野恵子)” の続きを読む

論文出版:循環器病に関連する健康の社会的決定要因 (SDOH) 評価ツールのレビュー

循環器病に関連する健康の社会的決定要因(SDOH:Social Determinant of Health)のスクリーニング/アセスメントツールに関する総説論文を発表しました。 聖路加国際病院循環器内科、聖路加国際大学学 … “論文出版:循環器病に関連する健康の社会的決定要因 (SDOH) 評価ツールのレビュー” の続きを読む

論文出版:地域のジェンダー規範が保守的と感じる人は、うつ症状・自殺念慮・自殺未遂歴が約2倍多い(共同研究者 金森)

京都大学人と社会の未来研究院 金森万里子と当研究室近藤尚己教授らの研究グループは、「男/女のくせに、●●してはいけない/しなさい」といった、地域のジェンダー規範の認知が高齢者のメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすか明ら … “論文出版:地域のジェンダー規範が保守的と感じる人は、うつ症状・自殺念慮・自殺未遂歴が約2倍多い(共同研究者 金森)” の続きを読む

論文出版:高齢生活保護受給者の歯科受診率は受給していない者よりも20%以上低い―歯科受診には経済的要因以外の障壁か―(東京医科歯科大学 講師:木野)

東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 健康推進歯学分野の木野志保講師と相田潤教授の研究グループは、京都大学、大阪医科薬科大学との共同研究で、生活保護受給者は治療および予防のための歯科受診率が受給していない者に比べて低 … “論文出版:高齢生活保護受給者の歯科受診率は受給していない者よりも20%以上低い―歯科受診には経済的要因以外の障壁か―(東京医科歯科大学 講師:木野)” の続きを読む

論文出版:妊娠の意思があった既婚女性の約20%がコロナ禍に妊娠を延期、ウェルビーイングの低下と強い関連(筑波大学准教授:松島)

筑波大学松島みどり准教授と当研究室近藤尚己教授らの研究グループの論文が、BMC Public Healthにアクセプトされました。本論文は、日本におけるCOVID-19パンデミックと妊娠先延ばし、そのような選択をした女性 … “論文出版:妊娠の意思があった既婚女性の約20%がコロナ禍に妊娠を延期、ウェルビーイングの低下と強い関連(筑波大学准教授:松島)” の続きを読む

論文出版:コロナ禍における健康格差に対する8か国の対応:医療と公衆衛生はどう連携したか?(教授 近藤、研究員 西岡)

新型コロナパンデミックへの対応に際しては、医療アクセスに大きな格差が生じたことが指摘されています。その状況は国によって大きなばらつきがありました。そこで、世界8か国のプライマリケアや公衆衛生の研究者らが参集して、各国での … “論文出版:コロナ禍における健康格差に対する8か国の対応:医療と公衆衛生はどう連携したか?(教授 近藤、研究員 西岡)” の続きを読む

論文出版:生活保護受給者へのテーラーメイドな健康づくり支援に向けた新手法を開発(助教 上野)

健康は生活の礎です。そのため、生活保護の受給者など、福祉的支援を受けている方の健康を守ることは特に重要です。日本では、令和3年より生活保護受給者向けの「被保護者健康管理支援事業」の実施が福祉事務所へと義務化されました。そ … “論文出版:生活保護受給者へのテーラーメイドな健康づくり支援に向けた新手法を開発(助教 上野)” の続きを読む

論文出版:コロナ禍で5歳児に約4か月の発達の遅れ(助教 佐藤)

助教の佐藤は、コロナ禍と乳幼児の発達に関する論文を発表しました。 分析の結果、5歳時点でコロナ禍を経験した群は、そうでない群と比べて平均4.39か月の発達の遅れが確認されました。一方、3歳時点では明確な発達の遅れはみられ … “論文出版:コロナ禍で5歳児に約4か月の発達の遅れ(助教 佐藤)” の続きを読む

論文出版:引退すると心疾患リスクが2.2%ポイント、身体不活動のリスクが3.0%ポイント減 -35か国約10万人の追跡調査-(助教 佐藤)

助教 佐藤は、因果推論の手法を用いて「健康な人ほど就労継続しやすい」というバイアスを取り除き、引退と心疾患リスクに関する論文を発表しました。 現在、各国で年金の支給開始年齢の引上げや高齢者の就労継続支援が行われていますが … “論文出版:引退すると心疾患リスクが2.2%ポイント、身体不活動のリスクが3.0%ポイント減 -35か国約10万人の追跡調査-(助教 佐藤)” の続きを読む

論文出版:COVID-19発生後、青少年の身体活動の社会経済格差が2.5倍に(助教 喜屋武)

喜屋武特定助教(研究当時、神戸大学大学院人間発達環境学研究科)、琉球大学医学部保健学科疫学・健康教育学分野の高倉実教授は、COVID-19流行前と流行中とで、青少年に推奨される身体活動水準の達成状況に社会経済格差の拡大が … “論文出版:COVID-19発生後、青少年の身体活動の社会経済格差が2.5倍に(助教 喜屋武)” の続きを読む

論文出版:高血圧診療における個別化医療戦略「高ベネフィット・アプローチ」を提唱(特定准教授 井上)

特定准教授の井上と、スタンフォード大学のSusan Athey 教授、 カリフォルニア大学ロサンゼルス校の津川友介 准教授らの研究グループは、最先端の機械学習モデルを応用することで、高血圧診療における次世代の個別化医療戦 … “論文出版:高血圧診療における個別化医療戦略「高ベネフィット・アプローチ」を提唱(特定准教授 井上)” の続きを読む

論文出版:1週間の歩行パターンと死亡リスクの関連を明らかに-週2回しっかり歩くことで健康は維持できるか?-(特定准教授 井上)

特定准教授の井上と津川友介 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)准教授らの研究グループは、米国の国民健康栄養調査データを用いて、週に1日または2日だけでも1日あたり8,000歩の歩数を達成することで健康に良い影響 … “論文出版:1週間の歩行パターンと死亡リスクの関連を明らかに-週2回しっかり歩くことで健康は維持できるか?-(特定准教授 井上)” の続きを読む

論文出版:原発性アルドステロン症の発症に関わる遺伝子を同定(助教 井上)

助教の井上と、大阪大学大学院医学系研究科の内藤龍彦 助教(研究当時/現:マウントサイナイ医科大学博士研究員)、岡田随象 教授(遺伝統計学/理化学研究所生命医科学研究センター システム遺伝学チーム チームリーダー/東京大学 … “論文出版:原発性アルドステロン症の発症に関わる遺伝子を同定(助教 井上)” の続きを読む

論文出版:コロナ禍での妊娠控え-コロナ禍での所得の減少、雇用不安、将来への家計不安が関連-

筑波大学松島みどり准教授との共同研究の論文が、Journal of Biosocial Scienceにオンライン掲載されました。 筑波大学人文社会系松島みどり准教授、当研究室近藤尚己教授らの研究グループは、COVID- … “論文出版:コロナ禍での妊娠控え-コロナ禍での所得の減少、雇用不安、将来への家計不安が関連-” の続きを読む

論文出版:犯罪不安と孤独感が関連 -旧ソ連9カ国での知見が明らかに-

研究員のAndrew Stickleyの論文がSSM Population Healthに掲載されました。 京都大学社会疫学分野(Andrew Stickley研究員、近藤尚己教授、金森万里子研究員、木野志保研究員、荒川 … “論文出版:犯罪不安と孤独感が関連 -旧ソ連9カ国での知見が明らかに-” の続きを読む

論文出版:因果推論の枠組みに最先端の機械学習モデルを応用し、冠動脈石灰化による心血管イベント発症リスク上昇度が個人ごとに異なることを公表(助教 井上)

京都大学大学院社会健康医学系専攻のホームページより引用 社会疫学分野 井上浩輔助教とUCLAの研究グループは、因果推論の枠組みに最先端の機械学習モデルを応用することで、冠動脈石灰化による心血管イベント発症リスク上昇度が個 … “論文出版:因果推論の枠組みに最先端の機械学習モデルを応用し、冠動脈石灰化による心血管イベント発症リスク上昇度が個人ごとに異なることを公表(助教 井上)” の続きを読む

論文出版:エンターテインメント型健康プログラムでメタボ改善ゲーム要素など取り入れ体重や腹囲、肥満数値減少(博報堂 健診戦)

博士課程学生の永田と助教の佐藤がリードした論文がPreventive Medicineに掲載されました。 社会疫学教室では、株式会社博報堂DYホールディングスとともに、メタボリックシンドロームの研究において、新たな職域健 … “論文出版:エンターテインメント型健康プログラムでメタボ改善ゲーム要素など取り入れ体重や腹囲、肥満数値減少(博報堂 健診戦)” の続きを読む

出版:令和3年度社会福祉推進事業「医療扶助の更なるガバナンス強化のため、 保健医療施策全般との連携に関する調査研究」(教授 近藤)

令和3年度社会福祉推進事業「医療扶助の更なるガバナンス強化のため、保健医療施策全般との連携に関する調査研究」の報告書が出版されました。 本事業においては、近藤尚己が検討委員会の委員長を務めました。 全国の福祉事務所への調 … “出版:令和3年度社会福祉推進事業「医療扶助の更なるガバナンス強化のため、 保健医療施策全般との連携に関する調査研究」(教授 近藤)” の続きを読む

論文出版:市町村の地域づくりの取り組み支援で 高齢男性の3年間の死亡リスク0.92倍に低減 -データを活用した地域包括ケア推進の効果-

助教の長谷田 真帆がHealth & Placeから論文を出版しました。 Haseda M, Takagi D, Stickley A, Kondo K, & Kondo N. (2022). Effec … “論文出版:市町村の地域づくりの取り組み支援で 高齢男性の3年間の死亡リスク0.92倍に低減 -データを活用した地域包括ケア推進の効果-” の続きを読む

論文出版:助け合う地域ではコロナ禍のうつリスク1割減 ~高齢者8千人の新型コロナ流行前後の追跡調査~

助教の佐藤 豪竜がHealth & Placeから論文を出版しました。 Sato, K., Kondo, N., Kondo, K. Pre-pandemic individual- and community- … “論文出版:助け合う地域ではコロナ禍のうつリスク1割減 ~高齢者8千人の新型コロナ流行前後の追跡調査~” の続きを読む

出版:「実践グローバルヘルス -現場における実践力向上をめざして-」(教授 近藤)

近藤が共同執筆をした「実践グローバルヘルス-現場における実践力向上をめざして-」が出版されました。本書は「国際保健医療学 第3版」の改訂版を改題したものです。出版日 2022年4月10日 近藤は、第2章「グローバル保険政 … “出版:「実践グローバルヘルス -現場における実践力向上をめざして-」(教授 近藤)” の続きを読む

出版:「認知症plus地域共生社会」(教授 近藤)

教授の近藤が編集、一部執筆をした「認知症plus地域共生社会」が日本看護協会出版会より出版されました。出版日 2022年3月25日 「認知症plusWEB」より 認知症施策推進におけるキーワードの一つ「地域共生社会」。制 … “出版:「認知症plus地域共生社会」(教授 近藤)” の続きを読む

論文出版:ヘルスプロモーション施策における社会環境整備の視点:タイ・スウェーデン・イングランド・アメリカ・日本のナラティブレビュー

大学院生の西尾麻里沙が日本公衆衛生雑誌雑誌から論文を出版しました。 西尾 麻里沙, 長谷田 真帆, 金森 万里子, 荒川 裕貴, 近藤 尚己.(2022).ヘルスプロモーション施策における社会環境整備の視点:タイ・スウェ … “論文出版:ヘルスプロモーション施策における社会環境整備の視点:タイ・スウェーデン・イングランド・アメリカ・日本のナラティブレビュー” の続きを読む

出版:「Transforming Food Environments」(教授 近藤)

「Transforming Food Environments」 Chapter 16 ‘Choice Architecture and Nudging for Better Food Choice’ 私たちは、果物や野 … “出版:「Transforming Food Environments」(教授 近藤)” の続きを読む

出版:「複眼で見る医療経済とイノベーション」(助教 佐藤)

助教の佐藤豪竜が一部執筆を担当した『複眼で見る医療経済とイノベーション』が千倉書房より2022年2月10日に出版されます。 佐藤は第3章「米国から見た医療経済」を担当し、近年の米国の医療保険制度改革から日本への示唆につい … “出版:「複眼で見る医療経済とイノベーション」(助教 佐藤)” の続きを読む

プレスリリース:新型コロナワクチンへの示唆 高齢者のワクチン接種 カギはかかりつけ医(佐藤)

2021年2月に助教の佐藤 豪竜がプレスリリースを発表しました。 PDFはこちらです。 なお新型コロナウイルスについてはまず厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている最新情報を参照することをおすすめし … “プレスリリース:新型コロナワクチンへの示唆 高齢者のワクチン接種 カギはかかりつけ医(佐藤)” の続きを読む

論文の解説:乳児死亡率の職業間格差が拡大傾向(金森)

特別研究学生の金森万里子が出版した論文について、ウェブサイトで紹介しています。 ウェブサイトはこちらです。 論文 Mariko Kanamori, Naoki Kondo, Yasuhide Nakamura. Infa … “論文の解説:乳児死亡率の職業間格差が拡大傾向(金森)” の続きを読む

プレスリリース:運動は認知症リスクを少なくとも4年間抑える(佐藤)

助教の佐藤豪竜がプレスリリースを発表しました。 PDFはこちらです。 概要 認知症予防のために運動が推奨されていますが、実は運動が認知症リスクを抑えるかどうかは、これまではっきりと分かっていませんでした。 認知症の前段階 … “プレスリリース:運動は認知症リスクを少なくとも4年間抑える(佐藤)” の続きを読む

プレスリリース:地域活動が盛んなまちに住むと野菜・果物の摂取が増加(西尾)

大学院生の西尾麻里沙がプレスリリースを発表しました。 PDFはこちらです。 概要 通いの場や趣味の会など、様々な住民の活動を後押しすることで高齢者の健康を支援する動きが広がっています。活動が豊かなまちに住むと、栄養摂取や … “プレスリリース:地域活動が盛んなまちに住むと野菜・果物の摂取が増加(西尾)” の続きを読む

プレスリリース:都市部に比べて農村部では1.2倍うつが多い ただしまちの中心部まで時間のかかるところに 住む人では1割うつが少ない(金森)

特別研究学生の金森万里子がプレスリリースを発表しました。 PDFはこちらです。 金森万里子のウェブサイトはこちらです。 概要 都市と農村のどちらでうつが多いのか?」世界的にも研究結果は異なっており、一貫していません。私た … “プレスリリース:都市部に比べて農村部では1.2倍うつが多い ただしまちの中心部まで時間のかかるところに 住む人では1割うつが少ない(金森)” の続きを読む

出版:「ポストコロナ時代の『通いの場』」(教授 近藤、助教 長谷田)

近藤尚己と長谷田真帆が一部執筆を担当した「ポストコロナ時代の『通いの場』」が日本看護協会出版会より出版されました。 近藤と長谷田が担当したのは 第1章『「通いの場」の現状 』③多部署連携で数値目標を超過達成(熊本県御船町 … “出版:「ポストコロナ時代の『通いの場』」(教授 近藤、助教 長谷田)” の続きを読む

論文出版:日本の在住外国人における医療アクセスが困難な人の特徴とアクセス抑制因子および効果的な支援策に関する混合研究(森田)

共同研究者の森田直美さん(東京大学博士課程)が国際保健医療から論文を出版しました。 森田直美, 金森万里子, 能智正博, & 近藤尚己. (2021). 日本の在住外国人における医療アクセスが困難な人の特徴とアク … “論文出版:日本の在住外国人における医療アクセスが困難な人の特徴とアクセス抑制因子および効果的な支援策に関する混合研究(森田)” の続きを読む

論文出版:生活保護受給者への健康管理支援事業に対する福祉事務所の期待と課題認識: 福祉事務所への質問紙およびヒアリング調査結果より(上野)

特別研究学生の上野恵子が日本公衆衛生雑誌から論文を出版しました。 上野恵子, 西岡大輔, & 近藤尚己. (2021). 生活保護受給者への健康管理支援事業に対する福祉事務所の期待と課題認識: 福祉事務所への質問 … “論文出版:生活保護受給者への健康管理支援事業に対する福祉事務所の期待と課題認識: 福祉事務所への質問紙およびヒアリング調査結果より(上野)” の続きを読む

論文出版:コロナ第1波における“うつ”リスクを高める勤務・生活状況が判明

株式会社リンクアンドコミュニケーションと共同研究を行った、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生活様式の変化と健康についての研究が出版されました。AI健康アプリ「カロママ」の利用者を対象としてデータを分析しました。 Sat … “論文出版:コロナ第1波における“うつ”リスクを高める勤務・生活状況が判明” の続きを読む

論文出版:フレイル予防のためのプライマリ・ケアでのアプローチ

近藤尚己が共同研究をすすめている、WHO神戸センターのローゼンバーグ恵美さんを筆頭著者とする論文が、国際誌「Integrated Healthcare Journal」に掲載されました。 高齢化社会に対応する日本の新しい … “論文出版:フレイル予防のためのプライマリ・ケアでのアプローチ” の続きを読む

研究発表:コロナ禍に男性「仕事時間の増加」うつリスク約3.3倍

研究員の佐藤豪竜らとまとめた研究が記事に掲載されました。記事のもととなっている原著論文はプレプリント(査読前の論文)として、下記に掲載されています。 Koryu Sato, Ryohei Sakata, Chiaki M … “研究発表:コロナ禍に男性「仕事時間の増加」うつリスク約3.3倍” の続きを読む

論文出版:「出身国別の、都市・農村の自殺率格差」

本研究室の金森万里子さんの研究論文がSocial Science & Medicineに掲載されました。スウェーデン・ストックホルム大学の研究者の皆さんとの共同研究です。 論文はオープンアクセスなのでどなたでも読 … “論文出版:「出身国別の、都市・農村の自殺率格差」” の続きを読む

論文出版:自治体の衛生部門における健康増進事業のプロセスの現状と課題:6府県全市町村調査の分析結果より

あいち健康の森健康科学総合センター 大曽基宣先生が中心となって執筆を進めた論文が日本公衆衛生雑誌に掲載されました。 目的 健康日本21(第二次)の目標を達成するため,各自治体は健康課題を適切に評価し,保健事業の改善につな … “論文出版:自治体の衛生部門における健康増進事業のプロセスの現状と課題:6府県全市町村調査の分析結果より” の続きを読む

論文出版:幼少期に虐待を受けた高齢者は年間医療費が11万円高い

東京医科歯科大学国際健康推進医学分野 特別研究員の伊角彩さんが中心となって執筆を進めた論文が国際雑誌 JAMA Netw Openに掲載されました。 幼少期の被虐待経験はその後の健康に長期的な影響を与え、高齢期にまで及ぶ … “論文出版:幼少期に虐待を受けた高齢者は年間医療費が11万円高い” の続きを読む

掲載:雑誌「治療」 医療者による貧困ケア総論「貧困を治療する―医師が貧困に取り組む意義」

月刊誌『治療(2019年11月 Vol.101 No.11)』の特集「医療と地域をつなげる貧困対策」に総論「貧困を治療する―医師が貧困に取り組む意義」を執筆しました。 貧困は、単にお金が不足していることだけではなく、社会 … “掲載:雑誌「治療」 医療者による貧困ケア総論「貧困を治療する―医師が貧困に取り組む意義」” の続きを読む

論文出版:運転中止で要介護認定のリスクが2倍

筑波大学医学医療系 市川政雄教授が中心となって執筆を進めた論文が 国際雑誌Journal of Epidemiologyに掲載されました。 近年、高齢運転者対策がますます強化され、社会的にも高齢運転者に運転中止を促す機運 … “論文出版:運転中止で要介護認定のリスクが2倍” の続きを読む

論文出版:少額の割引キャンペーンで健康メニューの注文増加

平成28年度の食育月間の事業として、東京都足立区が同区内26の飲食店と協力し、各飲食店において野菜増量メニューを購入した人に50円引きをするキャンペーンを1週間実施しました。 このたび、その結果や考察をまとめた論文が、I … “論文出版:少額の割引キャンペーンで健康メニューの注文増加” の続きを読む

論文出版:すべての国で介護予防を「地域づくり」でーWHO機関紙で提言

本教室元特任研究員の齋藤順子さんが中心となって執筆を進めた論文が国際雑誌 Bulletin of the World Health Organizationに掲載されました。 高齢化が世界規模で進んできており、世界保健機 … “論文出版:すべての国で介護予防を「地域づくり」でーWHO機関紙で提言” の続きを読む

論文出版:上司からの公平な扱いや配慮が欠ける職場ほど、女性管理職や専門職が抑うつ傾向で喫煙をしている:喫煙割合が6.5%増

本教室の大学院生の小林由美子さんの論文が国際雑誌 PLoS ONEに掲載されました。 働き方改革に向けて、職場でのハラスメント対策等が課題となっています。 職場での処遇や評価における公平さや適正さについて、組織の公正性と … “論文出版:上司からの公平な扱いや配慮が欠ける職場ほど、女性管理職や専門職が抑うつ傾向で喫煙をしている:喫煙割合が6.5%増” の続きを読む

論文出版:酪農・畜産産出額が高い地域で高い自殺率(過去25年間、一貫した傾向)

本教室の大学院生の金森万里子さんの論文が国際雑誌 Suicide and Life-Threatening Behavior Early View に掲載されました。 農村は都会より自殺率が高いことが世界各国から報告され … “論文出版:酪農・畜産産出額が高い地域で高い自殺率(過去25年間、一貫した傾向)” の続きを読む

論文出版:リーマンショック後、ふたり親世帯に比べひとり親世帯の女児は1.23倍太りやすく

本教室の元大学院生の芝 孝一郎さんの論文が国際雑誌 International Journal of Environmental Research and Public Health に掲載されました。 ひとり親世帯とそ … “論文出版:リーマンショック後、ふたり親世帯に比べひとり親世帯の女児は1.23倍太りやすく” の続きを読む

論文出版:健康意識の高い人はエコ行動をとりやすい?

本教室の大学院生の下田 哲広(しもだ あきひろ)さんの論文が国際雑誌 International Journal of Environmental Health Research に掲載されました。 環境負荷の軽減は、人 … “論文出版:健康意識の高い人はエコ行動をとりやすい?” の続きを読む

出版:JAGESの20年間の取り組みと成果、その教訓(WHO)

日本老年学的評価研究(Japan Gerontological Evaluation Study,JAGES)の20年間の取り組みと成果,その教訓がWHOから出版されました。 PDF(128ページ)はこちらです。 要約は … “出版:JAGESの20年間の取り組みと成果、その教訓(WHO)” の続きを読む

論文出版:研究不正が疑われる論文を審査する際に活用するチェックリストを作成

研究不正が疑われる論文を審査する際に活用するチェックリストを作成したという論文をRetraction Watchに出版しました(タイトル:How to investigate allegations of researc … “論文出版:研究不正が疑われる論文を審査する際に活用するチェックリストを作成” の続きを読む

論文出版:機能性食品を買うのは、自分をカッコよく見せたいから? リトアニアでの共同研究

ビタミン強化食品など、いわゆる機能性食品は世界中で普及しています。しかしなぜ人々は機能性食品を買うのでしょうか?健康のためと思って買うのでしょうか?おそらく実際は「機能性食品を買う自分がカッコイイ」「つい買ってしまう」「 … “論文出版:機能性食品を買うのは、自分をカッコよく見せたいから? リトアニアでの共同研究” の続きを読む

論文出版: 中高生の価値観と幸福感との関連:国際比較(韓国・日本・中国)研究

価値観は幸福感と考関係すると考えられますが、価値観は政治的な思惑等々により、国によって異なります。 今回、韓国の研究チームと共同で、その国際比較を行いました。韓国、日本、中国の中高生それぞれ約2000人を対象とした国際的 … “論文出版: 中高生の価値観と幸福感との関連:国際比較(韓国・日本・中国)研究” の続きを読む

論文出版:スウェーデン、所得による自殺の格差が増加 全国民追跡データの分析

スウェーデンの全国民の追跡データを用いた分析の結果、1990年から2007年までの間に、低所得者ほど自殺が多いという格差が拡大傾向にあり、特に女性においてこの関連がみられることが明らかになりました。1994年に起きたスカ … “論文出版:スウェーデン、所得による自殺の格差が増加 全国民追跡データの分析” の続きを読む

論文出版:社会的なサポートがあると高齢者の受診控えが減る傾向に

65歳以上の高齢者、約2万人を対象とした研究で、社会的サポートと受診控えの関連について調べました。 その結果、病気になったときに世話をしてくれる人がいると、病院の受診控えが減る傾向にあることがわかりました。所得の低い人た … “論文出版:社会的なサポートがあると高齢者の受診控えが減る傾向に” の続きを読む

論文出版:学校給食が野菜・果物摂取量の格差を9.9%・3.4%縮小

客員研究員の山口麻衣を筆頭とした論文が公衆衛生学の国際学会誌 European Journal of Public Healthに掲載されました。 首都圏の4都市に住む小学生719人を対象に、家庭の社会経済状況と子どもの … “論文出版:学校給食が野菜・果物摂取量の格差を9.9%・3.4%縮小” の続きを読む

論文出版:閉じこもり男性 要介護重症化リスク 2.1倍

特任研究員の齋藤順子を筆頭とした論文が疫学の国際学会誌 Journal of Epidemiologyに掲載されました。 高齢者の閉じこもりは、将来の寝たきりや死亡リスクの増加につながるとされ、現行の介護予防施策でもその … “論文出版:閉じこもり男性 要介護重症化リスク 2.1倍” の続きを読む

論文出版:災害後の仮設住宅住まいの子どもが肥満傾向に

2011年の東日本大震災後の小学生児童の体重の変化データを分析したところ、仮設住宅で生活している子どもたちはそうでないこともたちに比べて体重が増加しやすく、肥満傾向となるリスクが高いことがわかりました。 仮設住宅の周辺に … “論文出版:災害後の仮設住宅住まいの子どもが肥満傾向に” の続きを読む

論文プレスリリース:理性でなく感性に訴えることで健康格差是正につながる可能性

1月18日に出版された論文のプレスリリースを掲載します。 PDFはこちら 理性でなく感性に訴えることで健康格差是正につながる可能性:健康チェックサービス受診割合が15%-36%増

「人より所得が低い」感覚がうつ病を引き起こす

JAGES研究の追跡データを用いた分析から、周りの人と比べて自分の所得の順序が低い人は、そうでない人に比べてうつになりやすいことが明らかになりました。この関係は、本人の実際の所得とは無関係でした。つまり、経済的にゆとりが … “「人より所得が低い」感覚がうつ病を引き起こす” の続きを読む

健康の地域格差は拡大か:ランセットより出版

英国の総合医学誌「ランセット」より、以下の論文を出版しました。 東京大学の渋谷健司教授を責任著者として、多くの国内外の研究者とともにまとめたものです。都道府県別の疾病の分布の状況が一目でわかります。 Population … “健康の地域格差は拡大か:ランセットより出版” の続きを読む

報道・論文:要介護のリスクを予測するモデルを開発

千葉大学の辻大士さん(特任助教)が中心になりまとめてくれました。各メディアで報道されています。 研究班プレスリリース:「要支援・要介護リスク評価尺度」の開発 10問で要支援・要介護リスクを点数化 NHKより「近い将来、高 … “報道・論文:要介護のリスクを予測するモデルを開発” の続きを読む

研究成果報道:坂道が多い地域は糖尿病が少ない

東京医科歯科大学の藤原武男教授を筆頭著者とする論文が発表され、各メディアで取り上げられました。 プレスリリース原稿:地域の坂の傾斜が1.5度上がると コントロール不良の糖尿病リスク18%低下 これまでに以下のメディアで報 … “研究成果報道:坂道が多い地域は糖尿病が少ない” の続きを読む

地域のソーシャルキャピタル指標を開発しました。

地域のソーシャルキャピタルを測定する指標を開発し、リリースしました。 学術誌 Journal of Epidemiology誌より出版されました。公衆衛生等の研究者の方に使っていただければと思います。 Journal o … “地域のソーシャルキャピタル指標を開発しました。” の続きを読む

論文出版:幼少期の暮らしぶりと寿命の関係

特任研究員の谷さんらとまとめた論文が出版されました。 幼少期に経済的に不利なことと老後の死亡リスクが低いことが関連:JAGES追跡調査 Childhood socioeconomic disadvantage is as … “論文出版:幼少期の暮らしぶりと寿命の関係” の続きを読む

スポーツグループの参加者の特徴は? ~女性で1.4倍、趣味の会参加者で5倍多い~

国際科学誌PLoS Oneより論文が出版されました。山梨大学の山北満哉さんと書いた論文です。 オリンピックに向け、スポーツの振興が各方面で進められています。これまでにスポーツグループに参加することが要介護のリスクを低下さ … “スポーツグループの参加者の特徴は? ~女性で1.4倍、趣味の会参加者で5倍多い~” の続きを読む

論文リリース(無料):リーマンショックで貧困世帯・所得減少した世帯の子どもが肥満に

学術誌International Journal of Obesity (Nature Publishing)から、論文を出版しました。無料で閲覧可能です。 経済危機が訪れると、貧困層や特定の職業につく世帯など、特定の人 … “論文リリース(無料):リーマンショックで貧困世帯・所得減少した世帯の子どもが肥満に” の続きを読む

論文リリース:独居で孤食だと野菜摂取が減り、肥満にJAGES調査

英文医学誌Appetiteに、研究員の谷さんらとまとめた論文が掲載されました。 記事は無料で読めます。 http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S01956663 … “論文リリース:独居で孤食だと野菜摂取が減り、肥満にJAGES調査” の続きを読む

論文出版:貧困・低学歴な男性ほど、肥満や痩せによる死亡リスクが高い:JAGES研究

肥満や痩せが、その後の健康や死亡リスクと関係することが知られています。太ったり、痩せたりしたときにどう行動するかによって、その後も健康でいられるかどうかが決まってきます。そして、そういった行動をとるかとらないかは、本人の … “論文出版:貧困・低学歴な男性ほど、肥満や痩せによる死亡リスクが高い:JAGES研究” の続きを読む

論文リリース:Relative deprivation in income and mortality by leading causes among older Japanese men and women: AGES cohort study

本日、論文がリリースされました。オープンアクセスです。 J Epidemiol Community Health 2015;69:680-685 doi:10.1136/jech-2014-205103 Socioeco … “論文リリース:Relative deprivation in income and mortality by leading causes among older Japanese men and women: AGES cohort study” の続きを読む

所得格差は循環器疾患の死亡リスクを特に上げる可能性:論文出版

所得格差が拡大すると、自身の所得水準は変わらなくても、より高所得な人との所得の差が拡大します。それに応じて、みじめさやねたみ、あきらめといった負の感情を持つ機会も増えます。 高齢者3.3万人を長期間追跡している愛知老年学 … “所得格差は循環器疾患の死亡リスクを特に上げる可能性:論文出版” の続きを読む

論文出版:高齢の被災者―買い物環境までの距離が遠いと閉じこもりに:陸前高田市健康生活調査

2011年の東日本大震災の津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市では、同市が実施した調査データを分析したところ、小売店やバス停、移動販売などが行われる場所までの距離が遠い自宅に住んでいる高齢者ほど、外出頻度が少なく「閉 … “論文出版:高齢の被災者―買い物環境までの距離が遠いと閉じこもりに:陸前高田市健康生活調査” の続きを読む

所属研究グループより:(日経記事)男性のうつ7分の1に 趣味の集まりで中心メンバー

日本老年学的評価研究 高齢者の社会参加状況を調査し、その後の要介護の発生を観察しました。ボランティアやスポーツ関係、老人クラブなどのグループに参加しいること、さらにその中で世話役などをするなど、積極区的に参加しているほど … “所属研究グループより:(日経記事)男性のうつ7分の1に 趣味の集まりで中心メンバー” の続きを読む

新しい論文が出版されました:スウェーデンの就労世代の健康格差拡大

多くの先進国で、近年健康格差の拡大が懸念されています。 本日、英国の学術誌Journal of Epidemiology and Community Healthより出版され論文で、福祉国家として最も長い歴史を持つスウェ … “新しい論文が出版されました:スウェーデンの就労世代の健康格差拡大” の続きを読む