当研究室の卒業生 播井こころさん、井上浩輔准教授、近藤尚己教授とStanford大学のAdrian M Bacong氏による論文が、Social Science & Medicine に掲載されました。
本論文では、米国の州単位におけるアジア系住民へのヘイトクライムの頻度とアジア系や他人種の住民の抑うつや精神的不調との関連を全国データを用いた横断研究により明らかにしています。その結果、アジア系住民に対するヘイトクライムが多い州では、アジア系のみならずヒスパニック系や白人においても抑うつ傾向が高まる「波及効果」が見られました。この結果は、ヘイトクライムが直接の被害者のみならず社会全体のメンタルヘルスに広く影響する可能性を示唆しています。
本研究成果は、2024年11月14日に、Elsevier社が発行する国際学術誌「Social Science & Medicine」に掲載されました。
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