一般財団法人松本記念財団の発行する情報誌「絆」Vol.13(2025年10月号)に、当研究室教授 近藤尚己が執筆したポジティヴヘルスに関するエッセイが掲載されました。
下記URLからご覧ください。
https://www.matsumotofoundation.com/publishing
一般財団法人松本記念財団の発行する情報誌「絆」Vol.13(2025年10月号)に、当研究室教授 近藤尚己が執筆したポジティヴヘルスに関するエッセイが掲載されました。
下記URLからご覧ください。
https://www.matsumotofoundation.com/publishing
開催概要
日時:2025年9月22日(月)10:00~16:00
場所:京都大学医学部先端科学棟大セミナー室およびZoomによるハイブリッド開催
主催:京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座
共催:安寧社会共創イニシアチブ(AnCo)
後援:日本社会関係学会
開催趣旨
2025年9月22日、京都大学にて「第2回 社会的インパクト評価学講座 サマーセミナー【実践編:評価を計画する】」が開催されました。
本セミナーでは、評価設計の基本的な考え方とともに、参加者の関心や設定したテーマに基づいたワークを通して実践的にロジックモデル作成・評価計画立案のプロセスを体験することを目的として、開催されました。現地及びオンラインのハイブリッド形式で開催され、アカデミア、民間企業、自治体の方など多様な分野から約40名程度の方々にご参加いただきました。参加者の皆様からは、「講義の後に自ら手を動かすことで、ロジックモデルの作成や評価計画の考え方がより具体的にイメージできた」といった声が寄せられました。
シンポジウムの様子
社会的インパクト評価学講座の高木大資(特定准教授)が、開会挨拶を務め、前回のサマーセミナー【基礎編】の内容の振り返りを行いました。
(京都大学大学院医学研究科社会的インパクト評価学講座 高木大資特定准教授)
講演1では、株式会社ブルー・マーブル・ジャパンの千葉直紀代表取締役よりロジックモデルの基本的な考え方と作成方法についてご講演いただきました。その後、3~5名でグループに分かれて、3つのテーマから1つテーマを選択し、ロジックモデルを作成するワークショップを行いました。
(株式会社ブルー・マーブル・ジャパン 千葉直紀代表取締役)
講演2では、社会的インパクト評価学講座の西岡大輔(特定准教授)より、事業評価立案について講演を行いました。対象設定のためのフレームワークを用いた個人ワークに加え、午前中に作成したロジックモデルを活用したグループワークも行いました。
本セミナーを通じて、社会的インパクトを評価するための基本的な考え方をご参加の皆様と一緒に、実践的にかつインタラクティブに学びを深めることができました。ご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
今後も、社会的インパクト評価に関するセミナー等のイベント開催を通して、分野を越えた対話と協働を促進する場づくりに取り組んでまいります。次回の開催にもぜひご期待ください。
当日の講演の一部は以下のリンクから視聴することができます。もう一度見返したい方、当日参加できなかった方は、ぜひご覧ください。
※一部音声が乱れる箇所がございます。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLAvfeOeKVWQ_okqjNbq48ShOd403MpPBm
次回以降のセミナーの開催予定
・2026年2月25日(水)午後「社会的インパクト評価学講座1周年記念シンポジウム」
・2026年8月24日(月)・25日(火)「第3回サマーセミナー」(2日間開催)
※詳細は決まり次第、Webページ等にてご案内いたします。
社会的インパクト評価の設計には、理論と現場、そしてエビデンスを結ぶ視点が欠かせません。事業の意図や目的を明確にし、評価のフレームを描くことで、実践と社会的価値をつなぎます。
本セミナーでは、社会的インパクト評価の設計についての基本的な考え方を学ぶとともに、参加者の方 の関心やテーマに基づいたワークを行います。可能であれば、題材となりそうな事例をご準備ください。
オンライン参加の方にもグループワークに取り組んでいただける内容をご用意しています。
[日時] 2025年9月22日(月) 10:00-16:00 [場所] 京都大学医学部先端科学研究棟大セミナー室・Zoomハイブリッド開催
京都府京都市左京区吉田近衛町 京都大学医学部構内図16
( https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-i )
[プログラム] チラシをご覧ください。 [申込方法] 下記のフォームよりお申し込みください。※登録締め切り 2025年9月19日(金)正午
[参加費] 無料 [定員] 会場参加 先着40名、オンライン参加 先着300名 [問い合わせ先] 京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座 担当:高木 メール:takagi.daisuke.6t@kyoto-u.ac.jp↓参加申し込みフォームはこちら
https://forms.gle/uvgSnUyjkqAei49H7
[共催] 安寧社会共創イニシアチブ [後援] 日本社会関係学会
2025年8月25日、京都大学にて「第1回 社会的インパクト評価学講座 サマーセミナー【基礎編:社会的インパクト評価を理解する】」が開催されました。本セミナーは、世界的にも社会的価値を重視するインパクト投資が拡大し、日本の保健医療分野、地域社会での取り組みなどにおいても、社会的インパクト評価への関心が高まる中、社会的インパクト投資や社会的インパクト評価の基本的な考え方、理論的枠組み、最新の動向、実践事例などを共有することを目的として実施しました。現地及びオンラインのハイブリッド形式で開催され、150名を超えるたくさんの方々にご参加いただきました。
開催概要
日時:2025年8月25日(月)10:00~16:00
場所:京都大学医学部G棟セミナー室A(会場定員100名)およびZoomによるハイブリッド開催
主催:京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座
後援:日本社会関係学会
シンポジウムの様子
社会的インパクト評価学講座の特定准教授 高木大資が、開会挨拶と講演1を務めました 。講演では、現代社会の複雑な課題を解決するために、活動が社会に与える多面的な影響を見える化する社会的インパクト評価の重要性をお話しました 。
講演2では、一般財団法人 社会変革推進財団の青柳光昌専務理事よりインパクト投資によって何を生み出すかという考え方、近年の国内外の動向、インパクト投資とESG投資との比較などから社会的インパクト評価の必要性などについてお話しいただきました。
講演3では、株式会社YMFG ZONEプラニングの藏重嘉伸代表取締役と株式会社ドリームインキュベータの吉田泰治執行役員より、金融機関におけるPFS/SIBに対する期待と具体的な取り組みの様子についてお話しいただきました。
講演4では、社会的インパクト評価学講座の川内(特定助教)と石村(特定助教)から、社会的インパクト評価の理論や基本的手法についてお話しました。
社会的インパクト評価学講座の高木が再び登壇し、ロジックモデルとTheory of Change(変化の理論)について解説しました。
千葉大学予防医学センターの特任教授 近藤克則(社会的インパクト評価学講座非常勤研究員)からは社会的インパクト評価の具体的な事例を紹介しました。
今後も本講座は社会的インパクト評価の学術的基盤を強化し、実際の政策立案や事業運営に貢献すべく、引き続きセミナー等、開催してまいります。
シンポジウムの動画の一部は以下のリンクから視聴することができます。もう一度見返したい方、当日参加できなかった方は、ぜひご覧ください。
※一部音声・画像が乱れる箇所がございます。
https://youtube.com/playlist?list=PLAvfeOeKVWQ_Y101psGnYfniMGIYcXrU1&feature=shared
研究分野の垣根を超えた記事を届けるWEBメディアesse-senseに、当研究室教授 近藤のインタビュー記事が掲載されました。
社会疫学についてや人とのつながりに着目する理由、これからの医療のあり方、社会的処方、未来をつくるキーワードとなる「社会的共通資本」について話をしています。
▽ 記事はこちらから。
近年、保健医療や福祉だけでなく、教育、地域振興、環境・エネルギーなど多様な分野で、活動の「社会的インパクト」を評価し、その価値を示すことが求められてきています。背景には、社会的価値を重視するインパクト投資の世界的な拡大があり、日本においても課題解決に向けた新たな資金の流れや多様な協働の仕組みが注目されています。
本セミナーでは、これらの最新動向や実践事例、社会的インパクト評価の理論・方法論についてご紹介します。
[日時]8月25日(月)10:00-16:00
[場所]京都大学・オンラインハイブリッド開催
京都大学会場:京都大学医学部G棟 セミナー室A
(京都市左京区吉田近衛町
京都大学医学部構内図18:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-i)
[プログラム]添付のチラシ(ページ1、ページ2)をご覧ください。
[申込方法]下記のフォームよりお申込みください。
[参加費]無料
[定員]京都大学会場100名・オンライン300名
[問い合わせ]京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座 高木大資 メール:takagi.daisuke.6t@kyoto-u.ac.jp
↓参加申し込みフォームはこちら
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業」の一つとして2022年度に採択され、2024年度まで活動を行ってきました「予防・健康づくりサービスの平均効果と異質効果の推計デザインとその実装に関する研究」(研究班代表:近藤尚己)の成果物がE-ヘルスケアナビ「予防・健康づくりの新たな研究手法の開発」で公開されました。
1. 予防・健康づくりサービスの品質チェックリスト(購入側)
2. 予防・健康づくりサービスの品質チェックリスト(開発側)
3. 予防・健康づくりプログラムの統計的評価デザイン ~理解・実践のための手引き~
の3点を作成しました。
予防・健康づくりサービスの導入にあたり、そのサービスが事業のターゲット層に効果を発揮できるものであるかを見極めるためのポイント(購入者側)と、サービス提供者(開発者側)がサービスの品質や安全性を向上、担保するためにサービス提供前・中に確認するポイントをそれぞれチェックリストとしてまとめました。
また、予防・健康づくりプログラムの評価を行う研究者のために、選択し得る統計的な評価デザインを体系的に整理しました。
ぜひご覧になり、ご活用いただければ幸いです!
教授 近藤尚己がグローバスヘルスと人間の安全保障運営委員会フェローとしてドラフト作成からとりまとめ、出版に携わりました、日本国際交流センターによる提言「第3期『健康・医療戦略』策定に向けた提言―求められるグローバルな視点—」が出版されました。
ぜひご覧になってください。
出版:第3期「健康・医療戦略」策定に向けた提言―求められるグローバルな視点—
教授 近藤尚己がアドバイザリーメンバーとして作成に携わりました日本医療政策機構による政策提言「環境と医療の共創で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点からの第3期 健康・医療戦略への提言~」が公表されました。
近藤は特に、以下の提言を提案しました。
持続可能なサプライチェーンの構築
3.健康と環境への利点と炭素取引市場との連携
健康になることで医療需要が減少し、医療関連の環境負荷が軽減される可能性があります。国全体の 健康長寿社会実現が、将来的に炭素取引市場で評価される要因となり得るため、健康促進と環境保全 を同時に推進する政策を強化することが求められます。
ぜひご一読ください。
【政策提言】環境と医療の融合で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点を取り入れた第3期健康・医療戦略への提言~
教授 近藤が一部を担当しました書籍「医良戦略2040 PARTⅡ 熱意を理性でドライブせよ」が2025年2月7日に出版されます。
本書は医療の課題解決に正面から向き合う16名のトップランナーの次世代医療への提言であり、近藤は第3章-3「一隅を照らす医療 日本から伝える地域社会の未来の描き方」を執筆しました。
本書は大きく2部構成です。前半は編集者の吉村健佑(千葉大学)による医療政策を考える基礎となる現状認識と、それに対し国や都道府県が打つ政策動向の概説です。医療現場や政策立案の過程で起こっていることの解像度がグッと上がると思います。後半は2023年11月から2024年2月に『次世代医療クロストーク2023―2024』2で行われた16名との対談、そして吉村と医学生との対談を加え全17回分をベースとして加筆され、全656ページと内容豊富です。
『医療をより良くするために知恵を絞った戦略集』である本書をどうぞご堪能ください。