【ニュース】どこでもドアプロジェクト全体会議を京都大学で開催しました(2025年2月18日)

2025年2月18日、どこでもドアプロジェクト全体会議を京都大学で開催しました(ハイブリッド開催)。どこでもドアプロジェクトメンバー8名が参加し、当プロジェクトで進めているどこでもドアの「汎用版連携マップ」を作成するワークショップを開催しました。当教室の西岡大輔からは、自治体での子ども・若者の取り組みと連携体制についての報告があり、先進的な自治体の現状について学ぶ機会を得ました。また、当プロジェクトのサイトビジットとして、RISTEXのアドバイザーの先生方・事務局の方々にもご参加いただき、有益なコメントをいただきました。

会議内では、尼崎市こども政策監/尼崎市教育委員会参与 能島裕介氏の招待講演を開催しました(「こどもファーストな政策の実践~尼崎市の事例から~」)。尼崎市の子ども・若者支援の取り組みや、他部署間のデータを連結したデータシステムについてご講演いただき、活発なディスカッションが行われました。

【ニュース】井上浩輔先生が2024年度日本疫学会奨励賞を受賞しました

当研究室 准教授の井上浩輔先生が2024年度日本疫学会奨励賞を受賞し、第35回日本疫学会学術総会(2025年2月12-14日 高知市)において受賞講演を行ないました。

研究題目:「疫学研究における因果推論と機械学習の応用~高ベネフィット・アプローチの提唱~」

本賞は日本疫学会会員の中で、優れた疫学的研究を行い、その成果を一般社団法人日本疫学会誌、Journal of Epidemiologyおよびその他の疫学関連学会や専門雑誌に発表し、なお将来の研究の発展を期待しうる方に対して贈られるものです。
おめでとうございます!

【ニュース】石村奈々さんが第17回京都大学たちばな賞(学生部門)の受賞者に決定しました

当研究室の博士課程4年 石村奈々さんが第17回京都大学たちばな賞(優秀女性研究者賞)の学生部門の受賞者に決定しました。

京都大学たちばな賞は、本学における若手の女性研究者の優れた成果を讃える制度として、学術上優れた研究成果を挙げた若手の女性研究者を顕彰し、当該若手女性研究者およびこれに続く若手女性研究者の研究意欲を高め、本学、さらには我が国の学術研究の将来を担う優れた女性研究者の育成等に資することを目的に創設されました。

本年は学生部門6名、研究者部門11名、合計17名の応募があり、本学に置かれた優秀女性研究者賞選考委員会(委員長 稲垣 恭子 男女共同参画担当理事および委員8名で構成)における第一次および第二次選考を経て決定されました。

2025年3月7日(金曜日)14時00分~15時00分に表彰式および受賞者による研究発表が行われますので、下記リンクよりお申込みいただき是非ご参加ください。

第17回京都大学たちばな賞(優秀女性研究者賞)の受賞者決定および表彰式の開催について

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【ニュース】第35回日本疫学会学術総会に参加しました

2025年2月12日~14日に高知県高知市において第35回日本疫学会学術総会が開催され、教員・学生が参加しました。
当研究室からは口演2題、ポスター3題を発表、教授近藤は座長1つを担当し、研究者の方々と活発な議論を行うことができました。

【ニュース】石村奈々さんが第35回日本疫学会 最優秀演題賞を受賞しました

当研究室 博士課程学生の石村奈々さんが高知県高知市で開催された第35回日本疫学会学術総会において「透析導入患者における精神障害発生の時系列トレンド:自己対照ケースシリーズによる検討」のタイトルで選考会での口演を行い、見事に最優秀演題賞に選出されました。
おめでとうございます!

【告知】2/25(火)社会的インパクト評価学講座キックオフシンポジウムを開催します

2月25日(火)に社会的インパクト評価学講座キックオフシンポジウムを開催します!

2024年11月より、京都大学大学院医学研究科・社会的インパクト評価学講座がスタートしました。
社会の中の様々な組織の活動は、社会に対して多面的なインパクトを持ちます。たとえば、保健・医療・介護・福祉分野の活動は、ヘルスプロモーションなど健康やウェルビーイングに対するインパクトだけでなく、労働生産性を高めたり、社会的交流を活発にし、地球温暖化対策としても期待できます。また、まちなかの魅力を高めるためのまちづくり事業は、経済活動の活発化や人々の社会参加の促進を通じて、健康向上にも貢献します。さらに、気候変動や生物多様性などの地球規模の課題への対策は、人の健康を守ることと密接に関連しています。
現在様々な組織が社会のウェルビーイング向上につながりうる活動をしていますが、その社会的インパクトを多面的に評価する取り組みについては不足しています。そのため、社会に良い影響を与えうる素晴らしい取り組みであっても、その価値に気づかれていないことが少なくありません。
社会的インパクト評価学講座は、あらゆる政策や社会活動の多面的な社会的インパクトを学術的に評価し、産官学民の連携の推進を学術面から支援し、社会課題の緩和に貢献することを目指して設立されました。

本シンポジウムでは、企業、医療、アカデミアのそれぞれの立場からの報告を受けて、社会的インパクト評価、成果連動型民間委託契約方式、ソーシャル・インパクト・ボンド等を通じた、新しい多様な価値の創造や分野を超えた連携による社会課題解決の可能性について考えます。

社会的インパクト評価学講座シンポジウム(2025年2月25日)  

[日時]2月25日(火)13:00-15:00(2時間)
[場所]京都大学・オンラインハイブリッド開催
    京都大学会場:楽友会館 2階会議・講演室(〒606-8315 京都市左京区吉田二本松町)
[申込方法]下記のフォームよりお申込みください。
[参加費]無料
[定員]京都大学会場(楽友会館)75名・オンライン300名
[問い合わせ]京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座
メール:takagi.daisuke.6t@kyoto-u.ac.jp

↓参加申し込みフォームはこちら↓

【告知】包摂的なまちづくり・ひとづくりシンポジウムに登壇(教授 近藤)

2025年2月27日 日本科学未来館 未来館ホールにおいて、包摂的なまちづくり・ひとづくりシンポジウムが開催され、教授 近藤がパネルディスカッション「人との多様なつながりを促進する関係づくりを考える」のパネリストとして登壇します。

<本シンポジウムの趣旨・目的>
一人ひとりの多様な幸せ(Well-being)を実現するためには、「生きがいを持って社会に参加し続けることができるような地域・環境」や、「自らの能力を向上させ、活躍可能な場を切れ目なく見つけることができるような人と社会の包摂性」が必要ではないかと思います。そして、包摂性を持った社会を実現するために重要なのは、人々の自律性と寛容性が向上する「まち」と「くらし」をつくることではないでしょうか。本シンポジウムでは、一人ひとりの多様な幸せ、Well-beingの持続的向上に向けて、包摂的コミュニティを実現する科学技術・ 社会技術が展開されるプラットフォームの構築に取り組む研究の発表と意見交換を行います。

詳しくはこちらをご覧ください。
ご参加をお待ちしています!

【出版】第3期「健康・医療戦略」策定に向けた提言―求められるグローバルな視点—が出版されました

教授 近藤尚己がグローバスヘルスと人間の安全保障運営委員会フェローとしてドラフト作成からとりまとめ、出版に携わりました、日本国際交流センターによる提言「第3期『健康・医療戦略』策定に向けた提言―求められるグローバルな視点—」が出版されました。

ぜひご覧になってください。
出版:第3期「健康・医療戦略」策定に向けた提言―求められるグローバルな視点—

【ニュース】健康・医療戦略に向けたプラネタリーヘルスの視点の提言が公表されました

教授 近藤尚己がアドバイザリーメンバーとして作成に携わりました日本医療政策機構による政策提言「環境と医療の共創で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点からの第3期 健康・医療戦略への提言~」が公表されました。

近藤は特に、以下の提言を提案しました。

持続可能なサプライチェーンの構築

3.健康と環境への利点と炭素取引市場との連携
健康になることで医療需要が減少し、医療関連の環境負荷が軽減される可能性があります。国全体の 健康長寿社会実現が、将来的に炭素取引市場で評価される要因となり得るため、健康促進と環境保全 を同時に推進する政策を強化することが求められます。

ぜひご一読ください。
【政策提言】環境と医療の融合で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点を取り入れた第3期健康・医療戦略への提言~

【出版】医良戦略2040 PARTⅡ 熱意を理性でドライブせよ(教授 近藤)

教授 近藤が一部を担当しました書籍「医良戦略2040 PARTⅡ 熱意を理性でドライブせよ」が2025年2月7日に出版されます。

本書は医療の課題解決に正面から向き合う16名のトップランナーの次世代医療への提言であり、近藤は第3章-3「一隅を照らす医療 日本から伝える地域社会の未来の描き方」を執筆しました。

本書は大きく2部構成です。前半は編集者の吉村健佑(千葉大学)による医療政策を考える基礎となる現状認識と、それに対し国や都道府県が打つ政策動向の概説です。医療現場や政策立案の過程で起こっていることの解像度がグッと上がると思います。後半は2023年11月から2024年2月に『次世代医療クロストーク2023―2024』2で行われた16名との対談、そして吉村と医学生との対談を加え全17回分をベースとして加筆され、全656ページと内容豊富です。
『医療をより良くするために知恵を絞った戦略集』である本書をどうぞご堪能ください。

ロギカ書房 医良戦略2040 PARTⅡ 熱意を理性でドライブせよ