【告知】9/22(月)社会的インパクト評価学講座第2回サマーセミナーを開催します

9月22日(月)社会的インパクト評価学講座 第2回サマーセミナー【実践編:評価を計画する】を開催します!

社会的インパクト評価の設計には、理論と現場、そしてエビデンスを結ぶ視点が欠かせません。事業の意図や目的を明確にし、評価のフレームを描くことで、実践と社会的価値をつなぎます。

本セミナーでは、社会的インパクト評価の設計についての基本的な考え方を学ぶとともに、参加者の方 の関心やテーマに基づいたワークを行います。可能であれば、題材となりそうな事例をご準備ください。

オンライン参加の方にもグループワークに取り組んでいただける内容をご用意しています。

 

[日時] 2025年9月22日(月) 10:00-16:00

[場所] 京都大学医学部先端科学研究棟大セミナー室・Zoomハイブリッド開催

京都府京都市左京区吉田近衛町 京都大学医学部構内図16

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-i

[プログラム] チラシをご覧ください。

[申込方法] 下記のフォームよりお申し込みください。

※登録締め切り 2025年9月19日(金)正午

[参加費] 無料

[定員] 会場参加 先着40名、オンライン参加 先着300名

[問い合わせ先] 京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座 担当:高木 メール:takagi.daisuke.6t@kyoto-u.ac.jp

↓参加申し込みフォームはこちら

https://forms.gle/uvgSnUyjkqAei49H7

 

 

 

 

 

[共催] 安寧社会共創イニシアチブ

[後援] 日本社会関係学会

【ニュース】京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座の第1回サマーセミナーが開催されました(2025年8月25日)

2025年8月25日、京都大学にて「第1回 社会的インパクト評価学講座 サマーセミナー【基礎編:社会的インパクト評価を理解する】」が開催されました。本セミナーは、世界的にも社会的価値を重視するインパクト投資が拡大し、日本の保健医療分野、地域社会での取り組みなどにおいても、社会的インパクト評価への関心が高まる中、社会的インパクト投資や社会的インパクト評価の基本的な考え方、理論的枠組み、最新の動向、実践事例などを共有することを目的として実施しました。現地及びオンラインのハイブリッド形式で開催され、150名を超えるたくさんの方々にご参加いただきました。

開催概要
日時:2025年8月25日(月)10:00~16:00
場所:京都大学医学部G棟セミナー室A(会場定員100名)およびZoomによるハイブリッド開催
主催:京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座
後援:日本社会関係学会

シンポジウムの様子
社会的インパクト評価学講座の特定准教授 高木大資が、開会挨拶と講演1を務めました 。講演では、現代社会の複雑な課題を解決するために、活動が社会に与える多面的な影響を見える化する社会的インパクト評価の重要性をお話しました 。

講演2では、一般財団法人 社会変革推進財団の青柳光昌専務理事よりインパクト投資によって何を生み出すかという考え方、近年の国内外の動向、インパクト投資とESG投資との比較などから社会的インパクト評価の必要性などについてお話しいただきました。

講演3では、株式会社YMFG ZONEプラニングの藏重嘉伸代表取締役と株式会社ドリームインキュベータの吉田泰治執行役員より、金融機関におけるPFS/SIBに対する期待と具体的な取り組みの様子についてお話しいただきました。

講演4では、社会的インパクト評価学講座の川内(特定助教)と石村(特定助教)から、社会的インパクト評価の理論や基本的手法についてお話しました。

社会的インパクト評価学講座の高木が再び登壇し、ロジックモデルとTheory of Change(変化の理論)について解説しました。

千葉大学予防医学センターの特任教授 近藤克則(社会的インパクト評価学講座非常勤研究員)からは社会的インパクト評価の具体的な事例を紹介しました。

今後も本講座は社会的インパクト評価の学術的基盤を強化し、実際の政策立案や事業運営に貢献すべく、引き続きセミナー等、開催してまいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

シンポジウムの動画の一部は以下のリンクから視聴することができます。もう一度見返したい方、当日参加できなかった方は、ぜひご覧ください。

※一部音声・画像が乱れる箇所がございます。

https://youtube.com/playlist?list=PLAvfeOeKVWQ_Y101psGnYfniMGIYcXrU1&feature=shared

【告知】8/25(月)社会的インパクト評価学講座 第1回サマーセミナーを開催します

8月25日(月)に社会的インパクト評価学講座 第1回サマーセミナーを開催します!

近年、保健医療や福祉だけでなく、教育、地域振興、環境・エネルギーなど多様な分野で、活動の「社会的インパクト」を評価し、その価値を示すことが求められてきています。背景には、社会的価値を重視するインパクト投資の世界的な拡大があり、日本においても課題解決に向けた新たな資金の流れや多様な協働の仕組みが注目されています。
本セミナーでは、これらの最新動向や実践事例、社会的インパクト評価の理論・方法論についてご紹介します。

[日時]8月25日(月)10:00-16:00
[場所]京都大学・オンラインハイブリッド開催
京都大学会場:京都大学医学部G棟 セミナー室A
(京都市左京区吉田近衛町
京都大学医学部構内図18:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-i
[プログラム]添付のチラシ(ページ1ページ2)をご覧ください。
[申込方法]下記のフォームよりお申込みください。
[参加費]無料
[定員]京都大学会場100名・オンライン300名
[問い合わせ]京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座 高木大資 メール:takagi.daisuke.6t@kyoto-u.ac.jp

↓参加申し込みフォームはこちら

【ニュース】AMED研究班の成果物「予防・健康づくりサービスの品質チェックリスト」と「予防・健康づくりプログラムの統計的評価デザイン ~理解・実践のための手引き~」が公開されました

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業」の一つとして2022年度に採択され、2024年度まで活動を行ってきました「予防・健康づくりサービスの平均効果と異質効果の推計デザインとその実装に関する研究」(研究班代表:近藤尚己)の成果物がE-ヘルスケアナビ「予防・健康づくりの新たな研究手法の開発」で公開されました。

1. 予防・健康づくりサービスの品質チェックリスト(購入側)
2. 予防・健康づくりサービスの品質チェックリスト(開発側)
3. 予防・健康づくりプログラムの統計的評価デザイン ~理解・実践のための手引き~

の3点を作成しました。

予防・健康づくりサービスの導入にあたり、そのサービスが事業のターゲット層に効果を発揮できるものであるかを見極めるためのポイント(購入者側)と、サービス提供者(開発者側)がサービスの品質や安全性を向上、担保するためにサービス提供前・中に確認するポイントをそれぞれチェックリストとしてまとめました。
また、予防・健康づくりプログラムの評価を行う研究者のために、選択し得る統計的な評価デザインを体系的に整理しました。

ぜひご覧になり、ご活用いただければ幸いです!

【メディア掲載】保健システムの持続可能性と強靭性のためのパートナーシップ(PHSSR)サミット「より強靭な保健医療システムの共創 – すべての人のためのトランスフォームケア」がEXPO2025で開催されました

6月30日にEXPO2025においてPHSSRサミット「より強靭な保健医療システムの共創」が開催され、後日公開予定の“非感染性疾患(NCDs)への予防・早期介入に向けた政策提言”のサマリー版が公表されました。
教授の近藤は「ドメイン1 ポピュレーションヘルス」のアドバイザーを務めています。

※ 現在、保健医療システムの持続可能性と強靭性を向上するためのパートナーシップ(Partnership for Health System Sustainability and Resilience: PHSSR)が世界経済フォーラムの傘下で、LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)、CAPRI(Center for Asia-Pacific Resilience and Innovation)、WHO Foundation、アストラゼネカ、フィリップス、IQVIA、ロシュ・ダイアグノスティックスといった、国際的な学術機関、非政府組織、ライフサイエンス、医療、ビジネス分野の団体が協力・推進するプロジェクトとして行われており、日本では慶應義塾大学と特定非営利活動法人 日本医療政策機構(HGPI)がプロジェクトをリードしています。

当日は多くの方々にご来場いただき、下記メディアでも取り上げられました。
PRTimes 「より持続可能で強靭な保健医療システム」の共創へ 日本国際博覧会PHSSRサミット共催
ミクスオンライン1 https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=78614
ミクスオンライン2 厚労省・内山審議官 医療情報のデータ利活用 内閣府でグランドデザイン策定へ PHSSRサミット2025

報告書は後日、日英両言語で公開される予定です。

【告知】7/11 WHO社会的つながりに関する委員会の報告書発表を記念したウェビナーが開催されます

世界保健機関(WHO)の「社会的つながりに関する委員会」の報告書(From loneliness to social connection: charting a path to healthier societies)の発表を記念し、特別ウェビナーが開催されます。
ウェビナーでは報告書の主要な知見を探り、孤独と社会的孤立に対処するオーストラリアの取り組みにおいてどのような意味があるのかを検討します。
「社会的つながりに関する委員会」委員のRalph Regenvanu氏、社会福祉・家族暴力防止担当大臣補佐官のGed Kearney議員による講演が行われます。パネリストとして委員会から2名、またWHO技術諮問グループのメンバーであるMichelle Lim准教授(オーストラリア)、近藤 尚己(日本)、南オーストラリア青少年フォーラム創設者のAmber Brock Fabel氏が登壇予定です。今回、主催者のご好意で日本語の字幕をつけてくださるそうです。是非ご参加ください!

“Why Loneliness and Social Connection Matter: Insights from the World Health Organization”

🗓 日付:2025年7月11日(金)
🕛 時間:AM11:00–12:00 (日本時間)
🌐場所: オンライン/Zoom (こちらより登録ください)

【論文出版】健康の文化的決定要因と文化的ウェルビーイングの提案:文化資本の概念の拡張 (特定研究員 土生、教授 近藤)

当研究室の土生裕特定研究員と近藤尚己教授による研究「Culture as a Determinant of Health and Well-being: Expanding the Concept of Cultural Capital」が「F1000Research」より6月30日に出版されました。

本研究では、ピエール・ブルデューが提唱した「文化資本」の概念を、公衆衛生および疫学分野に応用する際に生じる理論的課題を明らかにし、それらに対応するための理論的枠組みを提示しました。

研究の方法として、理論適応アプローチを採用し、公衆衛生学、疫学、文化人類学などの知見をもとに、以下の5つの主要な課題を抽出しました:

1. 権力構造に注目するブルデュー理論と、健康促進を重視する公衆衛生との認識論的ギャップ
2. 介入を志向する文化資本概念の必要性
3. 集団レベルでの文化資本の評価の必要性
4. 社会空間を超えた文化資本概念の必要性(ヒューマニティや尊厳、実存的側面について)
5. 研究分野によって異なる「文化」の定義の不明確さと一貫性の欠如

また、文化やその他の資本が持つ両義性(例:特定集団のステレオタイプ化のリスク)についても考察しています。

それらの課題に対して、本研究では、健康の文化的決定要因としての文化資本や、文化的ウェルビーイング、文脈的妥当性などの概念を提示し、文化を定量的に評価する「文化疫学(Cultural Epidemiology)」の理論的基盤を構築することができました。

書籍情報:Habu H and Kondo N. Culture as a Determinant of Health and Well-being: Expanding the Concept of Cultural Capital [version 1; peer review: awaiting peer review]. F1000Research 2025, 14:638 (https://doi.org/10.12688/f1000research.166017.1)

本文はこちら

【メディア掲載】「図書館の本が多い街ほど健康長寿の傾向 ~蔵書が人口当たり1冊増えると要介護リスク4%減に相当~」に関する記事が掲載されました

先日発表しました「図書館の本が多い街ほど健康長寿の傾向 ~蔵書が人口当たり1冊増えると要介護リスク4%減に相当~」に関するインタビュー記事が医療記者、岩永直子のニュースレターに掲載されました。

論文の内容についてとても分かりやすくご説明いただき、名古屋市志段味図書館の元館長 藤坂康司さんのコメントも掲載されています。
是非ご一読ください。

医療記者、岩永直子のニュースレター「図書館が多く、充実している街ほど要介護者が少ない 高齢者7万人調査で明らかに」

【ニュース】内閣府「孤独・孤立対策の在り方に関する有識者会議 」の議事録が公開されました(教授 近藤尚己)

近藤尚己が委員を務めている内閣府「孤独・孤立対策の在り方に関する有識者会議 」第3回会議 の議事録が掲載されました。

委員として、医療現場における孤独孤立対策の重要性、その手段としての社会的処方の普及が望まれることなどを発言しました。

詳しくはこちら「孤独・孤立対策の在り方に関する有識者会議」をご覧ください。

【ニュース】「こぐま座のしっぽ Polarisを探す旅 第3版」に本多由起子先生のインタビュー記事が掲載されました

KUMBL(京都大学「医学領域」産学連携推進機構)が展開する学生発プロジェクト「こぐまプロジェクト」発行の「こぐま座のしっぽ Polarisを探す旅 第3版」に
当研究室助教 本多由起子先生のインタビュー記事が掲載されました。
これまでのキャリアやその時々の思い、これまでのご経験をもとにした学生に向けたメッセージなどが紹介されています。
ぜひご覧になってください。

学生発プロジェクト「こぐまプロジェクト」