出版:「認知症plus地域共生社会」(教授 近藤)

教授の近藤が編集、一部執筆をした「認知症plus地域共生社会」が日本看護協会出版会より出版されました。出版日 2022年3月25日

「認知症plusWEB」より

認知症施策推進におけるキーワードの一つ「地域共生社会」。制度・分野ごとの「縦割り」や、支え手・受け手の関係を超えてつながり、暮らしと生きがい、地域をともに創る社会を意味するが、その実現のために、私たちは具体的に何を目指し、何をすればよいのか。医療・介護・福祉等の専門職や当事者・家族など、多様な主体による取り組み事例を紹介しながら、〈概念〉と〈実践〉の両面から解説する。

近藤は、第1章『認知症の共生社会づくり-ケアは、点から面、個から地域・社会へ-』等を執筆しました。

株式会社日本看護協会出版会「認知症plus地域共生社会」


B5判 184ページ 税込2,860円

受賞:Top Cited Article 2020-2021(共同研究者 金森万里子)

国際学術誌Suicide and Life-Threatening Behaviorより発表した以下の論文が、掲載紙において引用数が多い論文に送られるWiley 「Top Cited Article 2020-2021」を受賞しました。

受賞対象となった論文
「Suicide and Types of Agriculture :A Time-Series Analysis in Japan」(著者:金森万里子、近藤尚己)
https://doi.org/10.1111/sltb.12559  

出版:「Transforming Food Environments」(教授 近藤)

「Transforming Food Environments」
Chapter 16 ‘Choice Architecture and Nudging for Better Food Choice’

私たちは、果物や野菜をもっと食べるよう促されるような食環境よりも、高脂肪や高糖分の食品の摂取を促すような食環境にいつも身を置いています。しかし、メディアからの注目が高まるにつれ、私たちが日々行っている食に関する多くの決断を改善するための代替アプローチに人々の関心が集まっています。「Transforming Food Environments(食環境の変革)」は、食環境を改善した取り組みに関するいくつかの分野からのエビデンスに注目し、公平かつ持続可能な方法で成功を収めることの重要性を論じています。

本書では、多様な食環境に関する情報について、読者が介入策や食に関する政策の設計を意識できるような方法を紹介しています。学校、職場、コミュニティセンターにおける食環境やファーストフード店、フードマーケティングなどを取り上げています。また、より良い食品の選択と、より健康的な食品の購入を促進するための方法を提示しています。可用性や価格の変更、ナッジの手法、および食品表示の利用など、医療専門家によって使用される説得のための戦略を探索します。

教授の近藤が上記を執筆致しました。
Transforming Food Environments

 

 

お知らせ:京都大学大学院 社会健康医学系専攻 オープンキャンパスのご案内(3/20更新)

京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻(SPH)のオープンキャンパスが下記日程で開催されます。
*4月23日開催方法がウェビナーに変更になりました。(3/20更新)

・2022年4月23日(土)10:00~16:00 ウェビナー
・2022年5月14日(土)13:00~15:00 ウェビナー

詳細はこちらです。(事前申し込みフォーム有)

博士課程(PhDまたはDrPH)、専門職学位課程(MPH)、MCRコース(臨床医対象MPH)、研修員、研究生などにご興味のある方は、是非ご参加ください。

★分野別説明会にご参加希望の方はイベント参加申込書にご記入ください。

報告:エイジフレンドリーな環境づくりのための会議(WHO WPRO, 近藤)

2021年11月23日~25日に、近藤尚己がWHO西太平洋地域事務局(WPRO)が開催したSharing knowledge to create Age-friendly environments(エイジフレンドリーな環境づくりのための会議)に参加しました。

このウェビナーには、政策立案者、学者、オピニオンリーダー、エイジフレンドリーな環境づくりの分野で活躍する人たちが集まりました。

このウェビナーで発表されたPDFはこちら

 

出版:「複眼で見る医療経済とイノベーション」(助教 佐藤)

助教の佐藤豪竜が一部執筆を担当した『複眼で見る医療経済とイノベーション』が千倉書房より2022年2月10日に出版されます。
佐藤は第3章「米国から見た医療経済」を担当し、近年の米国の医療保険制度改革から日本への示唆について論考しています。

編著者は医師であり、経済学博士でもある真野俊樹教授(中央大学大学院戦略経営研究科)。単なる医療経済学の本ではなく実践に寄せている点が特徴となっております。

株式会社千倉書房 複眼で見る医療経済とイノベーション
152ページ、定価2,420円(税込み)

 

お知らせ:メインシンポジウム「社会疫学から疫学の未来を展望する」(1/27開催) 第32回日本疫学会学術総会 (教授 近藤)

学術総会のお知らせです。

第32回日本疫学会学術総会 テーマ「社会と疫学」

会期:1月26日(水)~1月28日(金)
場所:オンラインのみ
URL:https://procomu.jp/jea2022/
日程表
プログラム

メインシンポジウム「社会疫学から疫学の未来を展望する」

日時:2022年1月27日(木)9:10~11:00

社会疫学は、ライフコースにわたる健康事象の社会的分布の記述に加え、健康に影響を与える社会的な要因を解明すること、またそれらの要因を踏まえた政策や保健活動を考案し、その効果を評価すること等により、健康の公正性を高めることを目指してきた。社会疫学が研究課題とする曝露や介入対象の射程は、人々の社会関係や国の経済政策など、保健医療の枠を超えていることが特徴といえる。多様な要因同士の関係性を紐解く必要性もあるため、そこから応用が進んだ統計学的手法も少なくない。また、他の疫学分野のみならず、疫学の枠を超えた学際的な研究も積極的に展開されている。本シンポジウムでは、こういった社会疫学の特徴を踏まえつつこれまでの社会疫学の到達点や課題点を多角的に振り返り、疫学全体の未来を展望したい。

近藤尚己はメインシンポジウムに座長として登壇します。

報告:2021年8月~12月の学会発表(メンバー)

2021年後半も研究室のメンバーが様々な学会で発表しました!
メンバーの紹介ページはこちらです。

8月

長谷田 真帆
ポストカンファレンス企画「多彩なキャリア観を付与する医学教育が、燃え尽きを防ぐ」第53回日本医学教育学会大会、シンポジスト

9月

金森 万里子
One Welfare World Conference: Presenter of One Welfare Science slaM (OWSM) Sessions

10月

佐藤 豪竜
「Working from home associated with mental health and dietary patterns during the COVID-19 pandemic: Studies of health app (CALO mama) users in Japan」、日本栄養改善学会「第12回日韓合同シンポジウム」、シンポジスト

西岡 大輔
「循環器疾患の社会的決定要因~医療・介護従事者にできることは?~」日本心臓リハビリテーション学会九州地方会.講演

11月

西岡 大輔
日本プライマリ・ケア連合学会 第34回近畿地方会シンポジウム「大阪の地から健康格差を考える」、シンポジスト

井上 浩輔
Beneficial Effects of Intensive Blood Pressure Control on Cardiovascular Outcomes Are Seen in Cohabitating Black Individuals but Not in Those Living AloneAHA (American Heart Association) Scientific Sessions 2021

12月

小林 由美子
「COVID-19に対する不安と感染予防対策における在宅勤務者・出社勤務者間の差異」第31回日本産業衛生学会全国協議会

木野 志保
「生活保護制度の利用を開始または終了したことによる社会関係の変化:JAGES縦断研究」第80回日本公衆衛生学会総会

金森 万里子
「ジェンダー規範と精神的健康:日本老年学的評価研究2019年調査データを用いた横断研究」第80回日本公衆衛生学会総会

西尾 麻里沙
シンポジウム「日本および諸外国のヘルスプロモーション施策における社会環境整備の視点」第80回日本公衆衛生学会

西尾 麻里沙
「高齢期の社会参加は、幼少期の逆境体験の影響を緩和させるか」 第80回日本公衆衛生学会

西岡 大輔
「生活保護利用世帯への給付額減少が 世帯医療費に与える影響:準実験研究」第80回日本公衆衛生学会総会

荒川 裕貴
「新型コロナ感染症拡大下における遠隔コミュニケーションの利用と孤独感の関係」第80回日本公衆衛生学会総会

ニュース:日本学術振興会 育志賞を受賞(金森万里子)

特別研究学生の金森万里子が「第12回 日本学術振興会 育志賞」を受賞しました!

受賞対象となった研究テーマ

「農村地域の自殺に関係する社会環境要因の解明と地域活動モデルの構築」

第12回 日本学術振興会 育志賞

今回は全国の大学の長または学術団体の長から推薦された165名の大学院博士課程学生の中から、18名が受賞しました。
受賞者一覧はこちらです。

日本学術振興会育志賞は、将来、我が国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士後期課程学生を顕彰することで、その勉学及び研究意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的に平成22年度に創設されました。