受賞:地域共生社会推進賞大賞 熊本県御船町

熊本県御船町が取り組んでいる事業「地域づくり型の介護予防活動と健康格差対策の推進」が九州厚生局主催令和5年度地域共生社会推進賞大賞(市町村部門)を受賞しました。

熊本県御船町では、プライマリヘルスケアの視点から地域づくりを通じた「誰一人取り残さない」介護予防活動を立案・実践しています。JAGES(近藤尚己教授(京都大学)を中心とした研究チーム)との協働で、高齢住民に対して継続的に行っている調査のデータを積極的に活用しています。データをもとに幅広い部署や団体と町の強みと課題を共有し、課題解決のために連携して効果的・効率的に事業を行うことで、地区間の健康格差の縮小も進んでいます。2016 年の熊本地震および水害では大きな被害を受けており、災害による健康への影響も長期的にモニタリングをしながら、対応に取り組んでいます。この度その成果が認められ、受賞に至りました。

JAGES 御船プロジェクトウェブサイト:https://www.jages.net/project/jititaijointresearch/mifune/

地域共生社会推進賞とは(厚生労働省九州厚生局のホームページより引用)

九州厚生局では、地域共生社会の更なる普及と推進を図るため、地域共生社会の実現(地域包括ケアシステムの取組を含む。)に向けて、地域の実情に応じた優れた取組を行っている管内の市町村(政令指定都市の区を含む。)や事業実施者を表彰する「地域共生社会推進賞」を2年に1回実施しています。

 

ニュース:京都大学医学研究科ホームページ「リレーエッセイ」に寄稿 「正月に『人生会議』をやってみたら、小学生もノリノリだった」(教授 近藤)

教授の近藤が、医学研究科ホームページの新規コーナー「リレーエッセイ」第1回目に寄稿しました。

以下のリンク先からご確認いただけます。
【リレーエッセイ】正月に「人生会議」をやってみたら、小学生もノリノリだった
https://www.med.kyoto-u.ac.jp/news/13218

お知らせ:2024年1月23日登壇 高知県立大学連続講座「地域共生社会を支援する」第2回(教授 近藤)

教授の近藤が、高知県立大学連続講座「地域共生社会を支援する」第2回に登壇し、「社会的処方 全人的ケアを進めるための地域連携の仕組みづくりの現状と展望」をテーマに基調講演を行います。

開催日時:2024年1月23日(火)15:00~17:30
(基調講演 15:10~17:10  質疑応答 17:10~17:30)
場 所:高知県立大学永国寺キャンパス 教育研究棟A110講義室
申込み方法:事前申込み制(〆切1月18日(木))
参加費無料・定員100名

詳細は高知県立大学ホームページからご確認下さい。

講演の概要 チラシより引用

健康には貧困や不安定雇用、社会的孤立など、様々な「健康の社会的決定要因」がある。これらが原因で疾病にり患したり、治療がうまくいかなくなることがあり、全人的なケアを進めるために診療現場での対応が求められている。
社会的処方は、薬だけでなく、社会とのつながりや必要な支援を “処方” するといった意味合いのしくみや考え方であり、注目され、日本でも厚労省によるモデル事業が進められている。
社会的処方の推進のためには、医療者による患者の社会的課題のアセスメントや、地域活動へとつなげる人材の育成、必要な地域資源を作っていく取り組みなどが連携した包括的なしくみが求められる。各地の特徴にあった社会的処方のしくみをつくることは、地域包括ケアシステムの効果的な運営や地域共生社会の達成のためにも不可欠である。

 

メディア掲載:座談会「社会的処方の現在地とこれから」週刊医学界新聞2023年12月18日(教授 近藤)

教授の近藤が司会を務めた座談会「社会的処方の現在地とこれから」が週刊医学界新聞に掲載されました。

2023.12.18週刊医学界新聞(通常号):第3546号 より引用

地域の多様なケアの担い手との連携を深めて患者の社会的課題へ対応する「社会的処方」が,地域医療従事者の間で盛り上がりを見せている。一方で,患者の社会的課題は複合的に絡み合い個別性が高いため,社会的処方のノウハウやメソッドは共有されづらい。今後国内で普及させていくにはどうすればよいか。日本プライマリ・ケア連合学会における「健康の社会的決定要因検討委員会」で副委員長を務める近藤尚己氏を司会に,社会的処方を各地で実践する3氏と共に議論が展開された。

お知らせ:2023年12月25日登壇「未来社会のデザインと社会的共通資本」京都大学アカデミアシリーズ(教授 近藤)

教授の近藤が、京都大学人と社会の未来研究院・社会的共通資本と未来寄附研究部門主催のアカデミアシリーズ「未来社会のデザインと社会的共通資本」第6回に登壇いたします。

「これからの医療〜人とのつながりから考える」をテーマに据え、誰でも健康になれる社会づくりを考えます。

開催日時:2023年12月25日(月)18:30~20:30
会場:京都大学稲盛財団記念館 3階大会議室(ハイブリッド開催)
参加費無料

参加申し込み方法はこちらからご確認ください。

お知らせ:2024年1月20日開催 WEBセミナー「実践 SDH診療」刊行記念(教授 近藤、講師 長谷田)

「実践SDH診療 できることから始める健康の社会的決定要因への取り組み」の刊行を記念したWEBセミナーが開催されます。執筆者である近藤と長谷田が登壇し、近藤は「SDHへのアプローチと社会的処方」をテーマに講演を行います。

日時:2024年1月20日(土)15:00~16:30
参加費無料・先着100名
参加登録方法はチラシをご参照ください。

関連記事はこちらです。
ニュース:予約受付開始 出版「実践 SDH診療 できることから始める健康の社会的決定要因への取り組み」(教授 近藤、講師 長谷田、研究員 西岡)(2023年5月10日付)

 

ニュース:政策提言を公表 日本医療政策機構 肥満症対策プロジェクト(教授 近藤)

日本医療政策機構 肥満症対策推進プロジェクトがグローバル専門家会合「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策に向けて」で得られた知見をもとに、政策提言「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策に向けた6つの提言」 を公表しました。

教授の近藤はパネリストとして同会合に登壇しました。

提言書はこちらからご確認いただけます。

受賞:日本公衆衛生学会総会で口演賞(客員研究員 松岡)

第82回日本公衆衛生学会総会2023で、大学院修了生で客員研究員の松岡洋子氏(千葉大)が口演賞を受賞しました(2023年11月1日)

口演タイトル:高齢者における震災直後の転居と精神的健康の推移:熊本地震前後の中長期追跡調査

優秀演題賞選考会選考結果はこちらからご確認いただけます。

お知らせ:2023年11月10日開催「Beyond 2050プロローグ~京都大学が描く未来の社会像~」登壇(教授 近藤)

教授の近藤が「Beyond 2050プロローグ~京都大学が描く未来の社会像~」にて、講演とシンポジウムに登壇します。

Beyond2050とは Beyond2050ウェブサイトから引用

“遠い” 未来 について考える
京都大学では、将来にわたって地球社会の調和ある共存に貢献できると考え、あらゆる分野の研究者が、従来の学問分野の枠組みを超えて議論し、2050年以降も通用するアジア発の新たな価値基準を提言します。

日程:2023年11月10日(金)13:30~16:30
(開場13:00、会期終了後17:30まで任意参加のネットワーキング会)
場所:国際科学イノベーション棟西館5F シンポジウムホール
申込み方法:事前申し込み制(〆切11月9日(木)12:00まで)⇒詳細はBeyond2050「イベント案内」をご確認ください。

近藤の登壇は以下の予定です。
講演 13:45~13:55「Beyond 2050の”健康なくらし”を妄想する」
パネルディスカッション 14:15~16:15

チラシはこちらです。

ニュース:名古屋市子ども・若者総合相談センターを訪問(2023年10月11日)

2023年10月11日、名古屋市子ども・若者総合相談センターを京都チームメンバーで訪問しました。同センターはどこでもドアプロジェクトの名古屋チームの協力機関として参画されています。今回初めて京都チームメンバー6名が同センターを訪問させていただきました。

同センターのメンバーの方々から、支援活動についてご説明いただき、支援現場での課題や不安についてもお話を伺いました。

参加者全員で支援現場の支援者をどのように支援していくかなどディスカッションし、実りの多い訪問となりました。

名古屋市子ども・若者総合相談センター