生活困窮者の健康支援のあり方について報告@自民党本部

本日朝、自由民主党一億総活躍推進本部・誰もが活躍するプロジェクトチームの会合にて「生活困窮者に向けた健康支援のあり方について」という内容で報告をしてきました。

地域で就労支援や生活支援、孤立対策を実施するNPOの方々ともご一緒したことで、有意義な情報収集と意見交換ができました。

報告内容内容のまとめ
  1. 「社会背景診断 Social diagnosis」
     健康づくりができない理由(病気の原因の原因)を探る
     福祉事務所や医療機関で
  2. 「社会的処方 Social prescribing」
     所得向上・雇用・地域参加の機会へと医療機関がつなげる
     制度化をめざす:社会的診断と治療に保険点数をつけるなど
  3. 医療以前の環境改善がカギ
     福祉事務所の環境改善・ケースワーカ―の質の向上
     寄り添い型支援が有効か
  4. さらなる連携
     福祉事務所と保健部門/地域・社会のリソース(企業・NPO/住民組織)と
  5. データの活用:レセプトデータ・ケースワーカー面談データの標準化と運用
  6. 行動科学を応用:生活習慣の改善をナッジする「仕掛け」の開発と活用
     ポジティブな健康支援環境づくりを
     企業のアイデア・資金力・フットワークが必要:カラオケ企業・薬局サロン・ゲーム産業・・・
  7. 健康格差是正のための行動科学・社会疫学研究の推進
     研究機関×行政×民間で進める「使える」研究の推進

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日経goodayのインタビューが記事になりました:働く人のストレスについて

日経goodayの「男のストレス事情」というコーナーでインタビュー記事を掲載していただきました。

第1回 「孤立」はたばこと同じくらい体に悪い?
第2回 男が女より短命なのは、「交流ベタ」が原因?
第3回は近日リリース予定とのことです。

よろしくればご笑覧ください。
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/021000005/021700013/?ST=bodycare

毎日報道:10の質問で要介護リスクをスコア化

千葉大学の辻大士・特任助教を中心に進めた研究成果が毎日新聞で紹介されました。

10の質問で…千葉大など7万人調査で確認
http://mainichi.jp/articles/20170217/k00/00e/040/217000c

10の質問 15分続けて歩ける? 預貯金出し入れは? 千葉大など、7万人で検証
http://mainichi.jp/articles/20170217/dde/041/100/053000c

記事の元となった論文は日本公衆衛生雑誌から出版される予定です。

辻大士,高木大資,近藤尚己,近藤克則.基本チェックリストと健診データを用いた縦断研究に基づく要支援・要介護リスク評価尺度の開発.日本公衆衛生雑誌(印刷中)