論文出版:フレイル予防のためのプライマリ・ケアでのアプローチ

近藤尚己が共同研究をすすめている、WHO神戸センターのローゼンバーグ恵美さんを筆頭著者とする論文が、国際誌「Integrated Healthcare Journal」に掲載されました。

高齢化社会に対応する日本の新しい試みとして、フレイル予防のためのプライマリ・ケアでのアプローチを紹介しました。

Rosenberg, M., Kondo, K., Kondo, N., Shimada, H., & Arai, H. (2020).
Primary care approach to frailty: Japan’s latest trial in responding to the emerging needs of an ageing population.
Integrated Healthcare Journal, 2(1), e000049.
http://dx.doi.org/10.1136/ihj-2020-000049

講演のお知らせ:健康経営会議2020

近藤尚己が12月17日の「健康経営会議2020:新型コロナ流行下における企業の健康経営の在り方」のパネルディスカッションと講演動画に登壇します。
事前申し込みが必要で、先着700名(無料)となっています。皆様の参加をお待ちしております。

健康経営会議2020
12月17日(木)15:00-17:00、オンライン、先着700名(無料)
事前申し込みはこちら
近藤尚己の講演動画「新型コロナ流行下での健康格差について」

コメント:産後うつリスク軽減効果を検証へ

NHKのニュース記事に近藤尚己がコメントしました。
またそのインタビューの様子がニュースで放送されました。

首都圏 NEWS WEB、2020/10/6

こうした研究は国内では例がないということで、東京大学大学院の客員研究員で京都大学大学院の近藤尚己教授は「新型コロナウイルスの影響でオンライン相談への関心も高まっているので、効果があるかどうか科学的にしっかり評価したい。多くの人に参加してほしい」と話していました。

(株)マッキャンヘルスケアワールドワイドジャパンとの共同研究

(株)マッキャンヘルスケアワールドワイドジャパンとの共同研究を進める契約を締結しました。
「高齢者の音声データ等を用いた効果的な認知症予防法の開発・評価」に関する研究を行います。

(株)マッキャンヘルスケアワールドワイドジャパン

関連サイト
認知症の社会的処方箋

日本公衆衛生学会総会で優秀口演賞受賞・最優秀口演賞

第79回日本公衆衛生学会総会2020で、当教室の日本学術振興会SPDの木野志保さんが優秀口演賞を受賞しました(2020年10月21日)! 口演タイトル:Mental, physical and social health among older Japanese with public assistance

また、共同研究者である国立長寿医療研究センター・JAGES機構の宮國康弘さんが最優秀口演賞を受賞しました。JAGESからは4年連続最優秀口演賞が選ばれています!

木野さん、宮國さん、おめでとうございます!

学会発表:日本公衆衛生学会総会

第79回日本公衆衛生学会総会で発表しました(2020年10月20日~22日)。

  • 一般演題(口演)
    金森万里子「都市/農村の抑うつの格差:市町村・小学校区の地区単位別の検討 JAGES」
    近藤 尚己 「独居・不就労と頻回受診:生活保護受給者管理情報と医療扶助レセプトの連結データ解析」
    長谷田真帆「希望する最期の場所の選びにくさと社会経済的状況の関連:JAGES 横断研究」
  • 一般演題(示説)
    西岡 大輔 「医療機関で用いる患者の生活困窮評価尺度の開発」
  • English Session
    Kino Shiho 「Mental, physical and social health among older Japanese with public assistance」

コメント:コロナ流行下で、子どもの世話が増えた人の生活変化を調査 休園・休校の影響で労働や余暇の時間は減少

配信ニュースの記事に近藤尚己がコメントしました。

コロナ流行下で、子どもの世話が増えた人の生活変化を調査 休園・休校の影響で労働や余暇の時間は減少

PRTIMES、2020/10/13

時事ドットコムニュース、2020/10/13

大幅に増えた人の中には、仕事ができない、あるいは仕事がないことへの不安を抱えている人が一定以上いることがわかったのは重要な発見だと思います。コロナ禍で保育時間を短縮せざるを得ない保育園等の話を聴きます。保育園であずけられないために、職を失ったり、仕事時間を減らすことでストレスを感じているのかもしれません。仕事が減った方の収入減少がどれくらいあったか、などについて、追加で検討してみることも大切だと思います。また、保育園の受け入れ状況も次第に変化していると考えられますので、継続的にこのような評価をして、状況把握していくことで、子育て支援の施策等を検討する材料になると思います。

 

学会発表:医療経済学会で発表しました

医療経済学会の第15回研究大会で発表しました(2020年9月5日)。

  • 一般演題
    西岡大輔「Impact of cutbacks in social security benefits on household
    medical care expenditure among public assistance recipients: Evidence
    from natural experiment involving age-based eligibility threshold in
    Japan.」

メディア掲載:孤立や生活困窮を社会的に救う手立てはあるか(東洋経済ONLINE)

加藤勝信 厚生労働大臣へのインタビューが東洋経済に掲載されました。

新型コロナウイルスに対する政府の体制・対応、社会保障のあり方、「社会的処方」の取り組み等について意見を交わしました。

加藤大臣は、私が学術アドバイザーをつとめている「明るい社会保障改革推進議員連盟」の顧問をされており、同議連での議論を受けてこの対談が実現しました。

「孤立や生活困窮を社会的に救う手立てはあるか」(2020年9月1日 8:01配信 東洋経済ONLINE)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8128ed63955e590ce8a9ff8f7fa3f547729d730?page=1

研究発表:コロナ禍に男性「仕事時間の増加」うつリスク約3.3倍

研究員の佐藤豪竜らとまとめた研究が記事に掲載されました。記事のもととなっている原著論文はプレプリント(査読前の論文)として、下記に掲載されています。

Koryu Sato, Ryohei Sakata, Chiaki Murayama, Mai Yamaguchi, Yoko Matsuoka, Naoki Kondo. Working From Home and Lifestyle Changes Associated With Risk of Depression During the COVID-19 Pandemic: An Observational Study of Health App (CALO Mama) Users. SSRN. Posted: 4 Aug 2020

コロナ禍に男性「仕事時間の増加」うつリスク約3.3倍 東大がAIアプリなど活用で分析(Ledge.ai、2020/8/14)

東京大学大学院 近藤研究室(健康教育・社会学分野)との共同研究を論文発表 コロナ流行下でうつ傾向を高める生活様式が明らかに!(PR TIMES、2020/8/13)

「コロナうつ」になりやすい生活習慣の特徴(Yahoo news, DIME、2020/8/31)

男性は仕事時間、女性は子育て時間増加でうつリスク増加(ReseMom, 2020/8/21)

コロナ禍のテレワークで男性は「働きすぎ」、うつ傾向のリスクが約3.3倍に(エキサイトニュース、2020/9/17)