ニュース:女性医療 治療法開発や研究を担う組織設置を提言 明るい社会保障改革推進議員連盟(教授 近藤)

教授の近藤がアドバイザーを務める「明るい社会保障改革推進議員連盟」が、女性の疾患に特化した治療法開発や予防の研究を担うナショナルセンター設置についての要望書「女性の健康増進に向けた政策パッケージ」を加藤厚生労働省大臣に提出しました。

この提言は、さらなる女性の活躍と少子化対策を進める観点から女性医療の課題解決を目的としたもので、国立成育医療研究センターの再編・拡充が期待されます。

ニュース:公開「未来への提言」 ​日本医学会創立120周年記念事業(教授 近藤)

教授の近藤が執筆者として関わった提言書「未来への提言」が、日本医学会創立120 周年記念事業特設サイトで公開されました。
本書は​、同記念事業の一環として22年4月に開催された記念シンポジウムでの提言や、日本医学会に加盟する分科会から寄せられた意見を集約したものです。

「未来への提言」は日本医学会創立120 周年記念事業特設サイトからダウンロードできます。

ニュース:スリランカ保健省スタッフに講義”Global Trends in Older People’s Health: Addressing the Social Determinants of Health”(助教 長谷田)

助教の長谷田が、スリランカ保健省および世界銀行のスタッフを対象にしたスリランカの高齢者対策の研修において、3月13日に講義を行いました。

本講義は、日本の経験や国際的な潮流からスリランカの急速な高齢化へ対応する保健福祉システムを学ぶことを目的とするもので、世界銀行スリランカ事務所が国立国際医療研究センターへ依頼した研修(「スリランカの高齢者のための効果的・効率的な医療ケア提供のための研修」)の一環として実施されました。

ニュース:「文化的処方」に関する東京藝術大学等との大規模共同研究開発事業スタート

昨年度より参加してきました東京藝術大学等との大規模共同研究開発事業(JST共創の場事業)が本格開発フェーズに採択されました。これまで当ラボの近藤尚己が研究開発協力者としてかかわってきましたが、2023年4月よりエビデンス構築部門(研究開発課題5)を統括することとなりました。
東京藝術大学を中核として、アート、福祉・医療、テクノロジー等の専門機関や企業、自治体を含む37機関が、社会課題解決のための知識や技術を持ち寄り、「文化的処方」を開発し、地域社会に実装することで、誰もが生涯を通じて社会参加でき、幸福で健康的な生活を送り続けることのできる社会の共創を目指しています。10年間の長期・大規模プロジェクトです。

同事業では、多様なデジタルメディアも応用しつつ、アートを活用した交流活動の推進によるまちづくりの取り組み「文化的処方」を進めます。詳しくは下記リンクをご覧ください。

以下、文化的処方について、プレスリリースより引用して説明します。

「文化的処方」とは
本拠点に独自の「文化的処方」は、「社会的処方」から着想を得ています。後者は、患者個人に薬を処方するのではなく、人と人のつながりや地域資源の活用によって健康やウェルビーイングを地域や社会ぐるみで高めようとする取組です。「文化的処方」は、文化芸術を活用する「社会的処方」の一種です。本拠点では、個々人が抱える諸課題や社会との関係性、地域の文化芸術資源や場所の特性などを踏まえ、アート活動と医療・福祉・テクノロジーを組み合わせます。文化的処方は、多様な状況にある人々どうしが緩やかにつながり、その人らしくいられる場所を得て、クリエイティブな体験が創り出され、楽しさと感動が生まれ、心が解放され、心地良いコミュニケーションが自然と発生していく手法・方法・システムです。
「文化的処方」の効果として、個人に対しては、活動する意欲や幸福感の増進および健康の維持・改善といったウェルビーイングの持続的効果が期待されます。また、地域社会やコミュニティに対しては、より寛容で包摂的な環境やシステムが生まれることが期待されます

お知らせ:3/30 講演「『つながり資本主義』に基づく新たな医療のあり方」(教授 近藤)

教授の近藤が、3月30日に開催されるライフスタイルデザイン研究ユニット2022年度シンポジウムにて、「『つながり資本主義』に基づく新たな医療のあり方」をテーマに講演します。

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ライフスタイルデザイン研究ユニット2022年度シンポジウム
「ウェルビーイングな未来のライフスタイルを探求する」
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【日時】2023年3月30日(木)15:00~18:00(終了後名刺交換会)
近藤は15:15頃登壇予定です。
【会場】東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター地下2階 伊藤謝恩
ホール

申込方法など詳細はこちらです。
フライヤーはこちらです。

お知らせ:社会健康医学系専攻オープンキャンパス2023の日程が決定しました(3/6更新)

京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻(SPH)のオープンキャンパスが下記日程で開催されます。

・会場(芝蘭会館・稲盛ホール) 2023年4月22日(土) 10:00~16:00
分野別相談会 13:00~16:00

・オンライン 2023年5月20日(土) 13:30~17:00
分野別相談会 14:00~15:00

SPHのホームページはこちらです。順次、最新情報が公開されます。

受賞:MCR優秀賞(博士課程 小村)

博士課程1年生の小村が、MCR受講生から選出されるMCR優秀賞を受賞しました。

MCRとは、医学研究科社会健康医学系専攻の特別コースで、臨床医を対象とした1年制の臨床研究者養成コース(Master program for Clinical Research:MCR)です。

【小村のコメント】
この度の受賞は、ひとえに支えてくださった皆様のおかげです。
いただいた賞に恥じぬよう、一層精進してまいります。

メディア掲載:熊本県御船町 シルバー産業新聞2023年2月10日付(2023/8/31更新)

熊本県御船町の介護予防に対する取り組みがシルバー産業新聞2023年2月10日付で紹介されました。
ケアニュースbyシルバー産業新聞でもご紹介いただきました。(2023年2月20日付)

御船町は近藤尚己が理事を務めるJAGES機構が伴走支援をしている自治体です。

出版:「疫学の事典」(教授 近藤、助教 長谷田)

教授の近藤と助教の長谷田が携わった「疫学の事典」が1月に発行されました。
近藤と長谷田は第6章「社会疫学」の一部を執筆、また、近藤は第6章「社会疫学」の監修をしました。

同事典は、用語解説にとどまらず、背景知識や関連情報、新しい動向などにもふれることで疫学の体系的な理解に役立ちます。
また疫学を担う人と活用する人のどちらにも役立つ実践的な内容のみならず、関心のある専門外の方にとってもわかりやすい啓発書となっております。
2023年1月1日出版

株式会社朝倉書店 疫学の事典
定価16,500 円(税込み)