受賞:Top Cited Article 2020-2021(共同研究者 金森万里子)

国際学術誌Suicide and Life-Threatening Behaviorより発表した以下の論文が、掲載紙において引用数が多い論文に送られるWiley 「Top Cited Article 2020-2021」を受賞しました。

受賞対象となった論文
「Suicide and Types of Agriculture :A Time-Series Analysis in Japan」(著者:金森万里子、近藤尚己)
https://doi.org/10.1111/sltb.12559  

連載:臨床研究・疫学研究のための因果推論レクチャー(医学界新聞, 助教 井上)

助教の井上浩輔が医学界新聞に「臨床研究・疫学研究のための因果推論レクチャー」を連載しています。ぜひご覧ください。

【第13回】中間因子を用いて因果効果を推定する(2022.4.4週刊医学界新聞(通常号):第3464号より)

井上浩輔のウェブサイトはこちらです。

出版:「Transforming Food Environments」(教授 近藤)

「Transforming Food Environments」
Chapter 16 ‘Choice Architecture and Nudging for Better Food Choice’

私たちは、果物や野菜をもっと食べるよう促されるような食環境よりも、高脂肪や高糖分の食品の摂取を促すような食環境にいつも身を置いています。しかし、メディアからの注目が高まるにつれ、私たちが日々行っている食に関する多くの決断を改善するための代替アプローチに人々の関心が集まっています。「Transforming Food Environments(食環境の変革)」は、食環境を改善した取り組みに関するいくつかの分野からのエビデンスに注目し、公平かつ持続可能な方法で成功を収めることの重要性を論じています。

本書では、多様な食環境に関する情報について、読者が介入策や食に関する政策の設計を意識できるような方法を紹介しています。学校、職場、コミュニティセンターにおける食環境やファーストフード店、フードマーケティングなどを取り上げています。また、より良い食品の選択と、より健康的な食品の購入を促進するための方法を提示しています。可用性や価格の変更、ナッジの手法、および食品表示の利用など、医療専門家によって使用される説得のための戦略を探索します。

教授の近藤が上記を執筆致しました。
Transforming Food Environments

 

 

連載:臨床研究・疫学研究のための因果推論レクチャー(医学界新聞, 助教 井上)

助教の井上浩輔が医学界新聞に「臨床研究・疫学研究のための因果推論レクチャー」を連載しています。ぜひご覧ください。

【第12回】集団に対する曝露・介入の効果推定(2022.3.7週刊医学界新聞(通常号):第3460号より)
【第11回】操作変数を用いて因果効果を推定する(2022.2.7週刊医学界新聞(通常号):第3456号より)

井上浩輔のウェブサイトはこちらです。

お知らせ:京都大学大学院 社会健康医学系専攻 オープンキャンパスのご案内(3/20更新)

京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻(SPH)のオープンキャンパスが下記日程で開催されます。
*4月23日開催方法がウェビナーに変更になりました。(3/20更新)

・2022年4月23日(土)10:00~16:00 ウェビナー
・2022年5月14日(土)13:00~15:00 ウェビナー

詳細はこちらです。(事前申し込みフォーム有)

博士課程(PhDまたはDrPH)、専門職学位課程(MPH)、MCRコース(臨床医対象MPH)、研修員、研究生などにご興味のある方は、是非ご参加ください。

★分野別説明会にご参加希望の方はイベント参加申込書にご記入ください。

メディア掲載:The Economist「Japan is searching for the secrets to healthy old age」(教授 近藤)

近藤尚己が研究した、無尽講と健康寿命の関連についてThe Economistで紹介されました。
公開 2022年2月5日

The Economist 「Japan is searching for the secrets to healthy old age」

“Investments such as upgrading cultural facilities or creating mobile libraries to serve remote communities may not appear to be health-related, but can benefit public health, says Kondo Naoki of the University of Tokyo.”

連載:臨床研究・疫学研究のための因果推論レクチャー(医学界新聞, 助教 井上)

助教の井上浩輔が医学界新聞に「臨床研究・疫学研究のための因果推論レクチャー」を連載しています。ぜひご覧ください。

【第10回】想定できるバイアスを定量化する(2022.1.17週刊医学界新聞(通常号):第3453号より)
【第9回】曝露がアウトカムに及ぼす影響をひもとく(2021.11.29週刊医学界新聞(通常号):第3447号より)

井上浩輔のウェブサイトはこちらです。

出版:「複眼で見る医療経済とイノベーション」(助教 佐藤)

助教の佐藤豪竜が一部執筆を担当した『複眼で見る医療経済とイノベーション』が千倉書房より2022年2月10日に出版されます。
佐藤は第3章「米国から見た医療経済」を担当し、近年の米国の医療保険制度改革から日本への示唆について論考しています。

編著者は医師であり、経済学博士でもある真野俊樹教授(中央大学大学院戦略経営研究科)。単なる医療経済学の本ではなく実践に寄せている点が特徴となっております。

株式会社千倉書房 複眼で見る医療経済とイノベーション
152ページ、定価2,420円(税込み)

 

お知らせ:メインシンポジウム「社会疫学から疫学の未来を展望する」(1/27開催) 第32回日本疫学会学術総会 (教授 近藤)

学術総会のお知らせです。

第32回日本疫学会学術総会 テーマ「社会と疫学」

会期:1月26日(水)~1月28日(金)
場所:オンラインのみ
URL:https://procomu.jp/jea2022/
日程表
プログラム

メインシンポジウム「社会疫学から疫学の未来を展望する」

日時:2022年1月27日(木)9:10~11:00

社会疫学は、ライフコースにわたる健康事象の社会的分布の記述に加え、健康に影響を与える社会的な要因を解明すること、またそれらの要因を踏まえた政策や保健活動を考案し、その効果を評価すること等により、健康の公正性を高めることを目指してきた。社会疫学が研究課題とする曝露や介入対象の射程は、人々の社会関係や国の経済政策など、保健医療の枠を超えていることが特徴といえる。多様な要因同士の関係性を紐解く必要性もあるため、そこから応用が進んだ統計学的手法も少なくない。また、他の疫学分野のみならず、疫学の枠を超えた学際的な研究も積極的に展開されている。本シンポジウムでは、こういった社会疫学の特徴を踏まえつつこれまでの社会疫学の到達点や課題点を多角的に振り返り、疫学全体の未来を展望したい。

近藤尚己はメインシンポジウムに座長として登壇します。