コメント:コロナ流行下で、子どもの世話が増えた人の生活変化を調査 休園・休校の影響で労働や余暇の時間は減少

配信ニュースの記事に近藤尚己がコメントしました。

コロナ流行下で、子どもの世話が増えた人の生活変化を調査 休園・休校の影響で労働や余暇の時間は減少

PRTIMES、2020/10/13

時事ドットコムニュース、2020/10/13

大幅に増えた人の中には、仕事ができない、あるいは仕事がないことへの不安を抱えている人が一定以上いることがわかったのは重要な発見だと思います。コロナ禍で保育時間を短縮せざるを得ない保育園等の話を聴きます。保育園であずけられないために、職を失ったり、仕事時間を減らすことでストレスを感じているのかもしれません。仕事が減った方の収入減少がどれくらいあったか、などについて、追加で検討してみることも大切だと思います。また、保育園の受け入れ状況も次第に変化していると考えられますので、継続的にこのような評価をして、状況把握していくことで、子育て支援の施策等を検討する材料になると思います。

 

学会発表:医療経済学会で発表しました

医療経済学会の第15回研究大会で発表しました(2020年9月5日)。

  • 一般演題
    西岡大輔「Impact of cutbacks in social security benefits on household
    medical care expenditure among public assistance recipients: Evidence
    from natural experiment involving age-based eligibility threshold in
    Japan.」

メディア掲載:孤立や生活困窮を社会的に救う手立てはあるか(東洋経済ONLINE)

加藤勝信 厚生労働大臣へのインタビューが東洋経済に掲載されました。

新型コロナウイルスに対する政府の体制・対応、社会保障のあり方、「社会的処方」の取り組み等について意見を交わしました。

加藤大臣は、私が学術アドバイザーをつとめている「明るい社会保障改革推進議員連盟」の顧問をされており、同議連での議論を受けてこの対談が実現しました。

「孤立や生活困窮を社会的に救う手立てはあるか」(2020年9月1日 8:01配信 東洋経済ONLINE)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8128ed63955e590ce8a9ff8f7fa3f547729d730?page=1

研究発表:コロナ禍に男性「仕事時間の増加」うつリスク約3.3倍

研究員の佐藤豪竜らとまとめた研究が記事に掲載されました。記事のもととなっている原著論文はプレプリント(査読前の論文)として、下記に掲載されています。

Koryu Sato, Ryohei Sakata, Chiaki Murayama, Mai Yamaguchi, Yoko Matsuoka, Naoki Kondo. Working From Home and Lifestyle Changes Associated With Risk of Depression During the COVID-19 Pandemic: An Observational Study of Health App (CALO Mama) Users. SSRN. Posted: 4 Aug 2020

コロナ禍に男性「仕事時間の増加」うつリスク約3.3倍 東大がAIアプリなど活用で分析(Ledge.ai、2020/8/14)

東京大学大学院 近藤研究室(健康教育・社会学分野)との共同研究を論文発表 コロナ流行下でうつ傾向を高める生活様式が明らかに!(PR TIMES、2020/8/13)

「コロナうつ」になりやすい生活習慣の特徴(Yahoo news, DIME、2020/8/31)

男性は仕事時間、女性は子育て時間増加でうつリスク増加(ReseMom, 2020/8/21)

コロナ禍のテレワークで男性は「働きすぎ」、うつ傾向のリスクが約3.3倍に(エキサイトニュース、2020/9/17)

メディア掲載:孤立高齢者に「社会的処方」推進 地域とのつながり促す 厚労省(NHK NEWS WEB)

学術アドバイザーをしております自由民主党の「明るい社会保障改革推進議員連盟」の報告書を受けて、以下の記事が掲載されました。

「社会的処方」は、社会的に孤立し生活習慣病といった病気を抱えている独り暮らしの高齢者などに、かかりつけ医が地域とのつながりをサポートすることで、病気の長期化を防ぎ、健康を取り戻してもらおうという取り組みで、その取り組みを厚生労働省が推進することになりました。

孤立高齢者に「社会的処方」推進 地域とのつながり促す 厚労省(2020年6月22日  NHK NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200622/k10012479141000.html

参加したシンポジウム等のビデオはこちら

これまでに参加したオンラインセミナー(Webinar)やシンポジウムの録画ビデオ等をこちらに掲載しております。YourTubeでご覧いただけます。

 

Webinarビデオ公開:新型コロナウイルス感染症の高齢者への影響について

新型コロナウイルス感染症の高齢者への影響についてのWebinarの録画ビデオがYouTube上で公開されました

新型コロナウィルスの流行によるアジア太平洋地域の高齢者の生活への影響とその対策を議論するためのウェビナーでした。高齢者の社会的つながりを維持することの重要性を、国内の疫学調査結果をもとに説明しました。

OLDER PERSONS, COMMUNITIES AND COVID-19

Moderator:

Dr. John Beard
Professor, University of New South Wales and Former
Director of WHO Ageing and Life Course

Featured Discussants:

Dr. Naoki Kondo
Presentation on ‘Importance of social connection for health and wellbeing of older people – lessons from JAGES’
Dr. Kitti Larpsombatsiri
Director of Bureau of Elderly Health Department, MOPH, Thailand
Mr. Arun Maira
Chairman of the Board of Trustees, HelpAge International, and former
Member, Planning Commission of India
Dr. Hiromasu Okayasu
Coordinator, Healthy Ageing, WHO Western Pacific Regional Office
Dr. Quynh Ngoc Nguyen
Program Officer on Social Protection and Inclusive Growth, UNFPA Viet Nam
Dr. Mary Ann Tsao
Chairwoman, Tsao Foundation Singapore

<開催団体(共催)>
HelpAge International (国際NGO)
国連アジア太平洋経済委員会(UN ESCAP)
国連人口基金(UNFPA)
日本老年学的評価研究(JAGES)
アジア欧州会合(ASEM)
日時:2020年6月4日15:00 – 16:30 (インドシナ時間)日本時間17:00 – 18:30
言語:英語

 

 

記事掲載:『心もトレーニングで強くなる?「ポジティブ心理学」のすすめ』の記事が掲載されました。

本研究室の小林由美子さんが執筆(近藤尚己監修)した
『心もトレーニングで強くなる?「ポジティブ心理学」のすすめ』
の記事が「リンククロスシル」に掲載されました。

ポジティブ心理学とは何か、ポジティブなアプローチにはどのような効果があるのか、また不安の多い今だからこそポジティブ心理学に基づくセラピーが不安を乗り越えるヒントを与えてくれると紹介しています。