ニュース:令和5年度 京都大学 人と社会の未来研究院 連携研究プロジェクトの成果が公開されました

教授の近藤と特定研究員の土生が実施した、令和5年度 京都大学 人と社会の未来研究院 連携研究プロジェクト「コミュニティ形成×アート×疫学研究―多義的統合モデルの創生」の成果が公開されました。

本プロジェクトでは公衆衛生・疫学分野における新たな共創方法の開発に取り組み、「ePi Art(エピアート)」という研究/創作のアプローチを開発しました。

ePi Artは、公衆衛生・疫学研究におけるエビデンスを生成していくプロセスにアート(芸術・芸能・芸道)のパラダイムを導入し、多様な形で共創していく新たな研究と創作の方法と実践です。

集まった様々な背景を持つメンバーが持続的かつ流動的な場においてセッションを重ね、そのプロセスや場、関係性をいかに豊かにするかを試行錯誤し、共有したテーマについて、それぞれの個性や得意分野を活かしながら多元的に掘り下げていきます。

ePi Art は土生による造語で、ePi には Evidence(エビデンス)や Epidemiology(疫学)、そして大文字の P には Process(プロセス)と Public Health(パブリックヘルス)の意味に加え Play(遊び)、Poetry(詩)、Participation(参加)、Performance(パフォーマンス)、Practice(実践)などのコンセプトが含まれています。

ウェブサイトはこちらから。
コミュニティ形成×アート×疫学研究―多義的統合モデルの創生 | プロジェクト | 京都大学 人と社会の未来研究院 (kyoto-u.ac.jp)

出版:総説「 Well-beingや生きがいの向上―地域実践― 」(近藤)

教授 近藤が執筆した総説「 Well-beingや生きがいの向上―地域実践― 」がカレントテラピー Vol.42 No.8「健康長寿とWell-being ―生きがいを伴った幸福長寿―」から出版されました。
出版日 2024年8月1日

LIFE MEDICOM カレントテラピー Vol.42 No.8 健康長寿とWell-being ―生きがいを伴った幸福長寿―

ニュース:ウェルビーイング社会共創に向けた民産官学連携コンソーシアム「AnCo(あんこ)」を立ち上げます!

自然資本(地球環境)、文化資本、社会関係資本(ソーシャルキャピタル)、社会基盤(都市空間・インターネット・仮想現実技術など)――これらはすべて、私たちが安寧な未来を築くために不可欠な「社会的共通資本」といえます。「お金」で評価される経済資本のみを基準とする社会システムから脱却し、多様な資本の形態が測定され、正当に価値づけされ、健全に育成され、そして活用される社会を目指します。

こうした取り組みには、ソフトとハードのシステム、情報、マネタイズ、効果評価などを含む総合的なアプローチが必要です。また、市民、公益団体、民間事業者、行政機関、医療や福祉の関連機関、学術機関など様々なセクターの参加が求められます。

これまでの民産官学の共創の経験をもとに、“安寧社会の共創”を目指す組織――技術、デザイン、評価のプロセスを構築・推進するプラットフォーム「安寧社会共創イニシアチブ」(あんこ)を設立し、皆様のご参加を呼びかけます。

詳細は下記の資料か、こちらからご覧ください。
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ニュース:内閣府.孤独・孤立対策重点計画の決定版刊行

教授 近藤尚己が構成員として参加している「孤独・孤立対策に関する有識者会議」からの成果物が刊行されました。

くわしくは下記をご覧ください。
内閣府.孤独・孤立対策重点計画の決定版刊行孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画(孤独・孤立対策重点計画)2024年6月11日

ニュース:世界保健機関のシンポジウムに登壇「高齢者とプライマリ・ケア:高齢化を見据えたヘルスシステムが埋めるべきギャップとは」(教授 近藤)

2024年6月9日、第15回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(浜松市)で開催されたシンポジウムにて、世界保健機関(WHO神戸センター)からの招待で近藤尚己が講演を行いました。詳しい報告はこちらをご覧ください。

ニュース:WHOとの合同シンポジウムに登壇(教授 近藤)

2024年6月2日 日本老年社会科学会第66回大会において、WHOによる企画のシンポジウム「WKCフォーラム 震災・パンデミックなどにおける高齢者の脆弱性とレジリエンス」が開催され、教授 近藤は「新型コロナウイルス感染症流行による高齢者の健康とくらしへの影響:JAGESの知見から」をテーマに講演を行いました。
詳しくはこちらをご覧ください。

ニュース:【包摂的まち・くらしづくりラウンドテーブル】委員に就任(教授 近藤)

内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期『包摂的コミュニティプラットフォームの構築』のサブ課題である【包摂的まち・くらしづくりラウンドテーブル】の委員に教授の近藤が就任しました。

本事業は、少子高齢化、人口減少、価値観多様化といった我が国の課題を背景に、包摂的まち・くらしづくりに取り組む意義や目指すところについて理解を深めること、また、包摂的まち・くらしづくりの考えや有用性を外に開いていくことを目的に行われています。

詳しくは包摂的まち・くらしづくりポータルサイトをご覧ください。

ニュース:動画リリース「農でアートな『社会的処方』のススメ ~これであなたも『養父医者』に!」(教授 近藤)

教授の近藤が2024年3月2日「医療分化経済グローカル研究所 設立記念講演会」に登壇し、「農でアートな『社会的処方』のススメ ~これであなたも『養父医者』に!」をテーマに講演を行いました。その動画がこの度リリースされましたのでお知らせいたします。

講演動画はこちらです。

ニュース:ブルネイから招聘し「地域診断」ワークショップを開催

2024年3月14、15、18日に京大SPHにおいて「地域診断」に関するワークショップを行ないました。
WHO西太平洋地域事務局およびWHO神戸センターとの連携により実施し、ブルネイ保健省およびブルネイ大学から計2名を招聘し、京大SPHの学生・教員など約15名も参加し、実施しました。
2024年3月19日にはブルネイからの2名の招聘者およびWHO西太平洋地域事務局のオフィサーと共に、名古屋市北区が行っている、「地域診断」のデータを活用し、地域在住の高齢者が主体的に活動を企画・実施している取り組みを視察しました。

詳細は下記をご覧ください。
京大SPH ニュース
ブルネイから招聘し「地域診断」ワークショップを開催
名古屋市北区役所の「地域診断」データを活用した取り組みを視察しました