【開催概要】
日時:2026年3月2日(月)17:30~19:00
場所:京都大学医学部先端科学棟大セミナー室およびZoomによるハイブリッド開催
主催:京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座
【開催趣旨】
2025年11月に社会的インパクト評価講座は設立1周年を迎え、2026年3月2日、京都大学にて「社会的インパクト評価学講座 設立1周年記念シンポジウム」が開催されました。
現地及びオンラインのハイブリッド形式で開催し、アカデミア、民間企業、自治体の方など多様な分野から約120名の方々にご参加いただきました。本シンポジウムでは、講座がこの1年間で取り組んできた社会的インパクト評価の実装と普及に関する活動内容と成果を報告するとともに、さまざまな共同体制の構築を通じた今後の展望について議論を深めました。
【シンポジウムの様子】
講演1では、講座メンバーより現在推進している主要なプロジェクトについて、報告を行いました。本講座特定准教授・講座主任 高木からは、講座設立の背景や取り組みの全体像の紹介、特定助教 石村からは社会的インパクト評価の普及・実装に関して、ガイドライン作成やPFSを活用した事業の伴走支援について、特定助教 川内からはこれまで効果の見える化が十分に行われてこなかった活動の評価について、今後展開していく活動の例も含めながら紹介しました。
また、本講座運営委員会の委員長でもある社会疫学分野の教授 近藤尚己より、本講座の活動を支えてくださる関係の皆様への感謝と、学術知見の社会への還元に向けた今後の決意が述べられました。

講演2と3では、当講座と協働いただいているお二方より、それぞれの視点から社会的インパクト評価への期待についてご講演いただきました。
初めに、さわやか福祉財団 清水様からは、地域における助け合い活動推進への取り組みと、その社会的価値を可視化する上での実務的な課題が共有されました。活動の自律性を損なわずにその価値を明らかにする、学術的な評価への期待が示されました。
(公益財団法人さわやか福祉財団 清水肇子 様)
次に、DNP大日本印刷 磯田様からは、VR空間の中で歩く体験プログラムDNPコンテンツインタラクティブシステム『みどころウォーク®』の紹介とともに、社会的処方としての実装についてご講演いただきました。個人への影響にとどまらない、コミュニティや社会全体へのインパクトを評価することへの期待が述べられました。
(DNP大日本印刷 磯田和生 様)

パネルディスカッションでは、本講座非常勤研究員でもある京都大学社会的共通資本研究部門特任教授 近藤克則の司会のもと、それぞれの視点から評価が求められる社会的背景やアカデミアへの期待について意見が述べられました。現場が実感している活動の価値を確かな根拠に基づいて可視化し、社会的な共感へと繋げていく、その単なる数値化にとどまらない評価の実装に向け、登壇者それぞれの立場から熱意ある展望が示されました。
本シンポジウムを通じて、社会的インパクト評価の社会的な要請を再確認するとともに、今後本講座が目指すべき研究と実践の方向性を共有する機会となりました。ご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
今後も、社会的インパクト評価に関するセミナー等のイベント開催を通して、分野を越えた対話と協働を促進する場づくりに取り組んでまいります。
また、参加者様からご感想をまとめたnote記事をご共有いただきましたので、よろしければご覧ください。
https://note.com/suzukikoe/n/n1274e15950d2?sub_rt=share_pw
当日の講演の一部は以下のリンクから視聴することができます。もう一度見返したい方、当日参加できなかった方は、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLAvfeOeKVWQ9RnSvVN5-6nkE4yXAzghJl
※一部音声が乱れる箇所がございます。

(4月より神戸大学に栄転する特定准教授 西岡 が閉会のあいさつを行いました)
【次回以降のセミナーの開催予定】
・2026年8月24日(月)・25日(火)「第3回サマーセミナー」(2日間開催)
※詳細は決まり次第、Webページ等にてご案内いたします。

