助教の喜屋武が第31回日本健康教育学会学術大会にて第13回奨励賞を受賞しました。
同会は2023年 7月22日から23日に東京で開催され、喜屋武が受賞者講演(テーマ「学力向上と健康増進施策の橋渡し─子ども・青少年の身体活動促進を中心に据えたヘルスプロモーション研究─」)を行いました。
同賞は、健康教育・ヘルスプロモーション分野における研究または実践活動において価値ある業績をあげている同学会員に対して与えられるものです。
これまで従事してきた「授業中の学習を伴う身体活動プログラム(アクティブ・レッスン・プログラム)」に関連する研究論文・学会発表業績が、優れたものとして認められたことから受賞に至りました。
一連の研究は青少年のヘルスプロモーションが教育成果にも資する可能性があることを指摘するものです。日本ではほとんど例を見ない観点ですが、議論の嚆矢を放つ研究として今後の発展が期待されます。
論文情報:
1. 喜屋武享, & 高倉実. (2019). 授業中の学習を伴う身体活動プログラム(アクティブ・レッスン・プログラム)の学業および身体活動への効果:システマティックレビューによる研究動向のアップデート. 日本健康教育学会誌, 27(3), 229–245. https://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.27.229
2. 喜屋武享, & 高倉実. (2020). 授業中の学習を伴う身体活動プログラム(アクティブ・レッスン・プログラム)の提案:算数を例とした場合. 日本健康教育学会誌, 28(3), 169–175. https://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.28.169
3. Kyan, A., Takakura, M., & Miyagi, M. (2019). Mediating effect of aerobic fitness on the association between physical activity and academic achievement among adolescents: A cross-sectional study in Okinawa, Japan. Journal of Sports Sciences, 37(11), 1242–1249. https://doi.org/10.1080/02640414.2018.1554552
4. Kyan, A., Takakura, M., & Miyagi, M. (2018). Does Physical Fitness Affect Academic Achievement among Japanese Adolescents? A Hybrid Approach for Decomposing Within-Person and Between-Persons Effects. International Journal of Environmental Research and Public Health, 15(9), 1901. https://doi.org/10.3390/ijerph15091901