特定准教授の井上と津川友介 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)准教授らの研究グループは、米国の国民健康栄養調査データを用いて、週に1日または2日だけでも1日あたり8,000歩の歩数を達成することで健康に良い影響が得られることを明らかにしました。
本研究では、加速度計で測定された歩数の情報を用いて、1日に8,000歩以上歩いた日数が0日、1~2日、3~7日であった場合の死亡リスクを検討し、週に1日または2日でも8,000歩以上歩いている人は、週に3日以上定期的に歩行している人とほぼ同等の死亡リスク減少を認めました。
本研究結果から、週に1~2日程度でも目標歩数を達成することが健康に十分良い影響をもたらす可能性が示唆されました。
Kosuke Inoue, Yusuke Tsugawa, Elizabeth Rose Mayeda, Beate Ritz (2023). Association of Daily Step Patterns With Mortality in US Adults. JAMA Network Open, 6(3):e235174.
DOI: https://doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2023.5174
プレスリリース、詳細は以下のリンクからご覧ください。
プレスリリース:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-03-30
京都大学SPH News:http://sph.med.kyoto-u.ac.jp/news/6979/
本結果は、様々なメディアに取り上げられました。
・週1、2回のウオーキングでも「死亡率が低下する傾向」京大など発表(毎日新聞)