Effectiveness of web-based tailored smoking cessation advice reports (iQuit): a randomized trial.

ウェブベースのテーラーメイド禁煙アドバイスレポート(iQuit)の有効性:無作為化試験

Mason D et al. 2012(UK)

Addiction

社会的認知理論および変化の視点モデルに基づき、ウェブ上でカスタマイズされた禁煙アドバイスが、カスタマイズされていないウェブ上のアドバイスよりも禁煙の試みを助ける効果が高いかどうかを明らかにすることを目的とした。

参加者は、個人レベルの特性に合わせた禁煙アドバイスレポートと進捗報告書を受け取るグループと、標準的な内容を提示した禁煙アドバイスレポート(非テーラーメイド)を受け取るグループの2つにランダムに振り分けられた。テーラリングは、喫煙に関連する信念、個人の特性や喫煙パターン、自己効力感、結果の期待値に基づいて行われた。参加者の登録とベースライン評価は、研究ウェブサイトを通じてオンラインで遠隔的に行われ、アドバイスレポートも同ウェブサイトから提示された。参加者 参加者(n = 1758)は、英国在住で18歳以上の、たばこまたは手巻きたばこを喫煙しているQUITウェブサイトの訪問者であった。6ヶ月後のフォローアップ評価は電話インタビューで行われた。主要アウトカム指標は自己申告による3ヵ月間の長期禁煙,副次的アウトカムは1ヵ月間の長期禁煙,7日および24時間の禁煙有病率であった。

介入群は、主要アウトカム(9.1% vs 9.3%、オッズ比 = 1.02 95%信頼区間 0.73-1.42)および副次アウトカムのいずれにおいても対照群と差はなかった。介入参加者は、対照参加者よりも教材に対してより肯定的な評価を与えた。

喫煙に関連する信念、個人の特徴や喫煙パターン、自己効力感、結果の期待値に応じて内容を調整したウェブベースの介入は、調整されていないほぼ同様の情報を提示するウェブベースの資料よりも効果的ではなかった。